東京世田谷区にてカサンドラの自助会を開催している看護職ボランティア団体です。


次回の自助会は、

9月4日(木)アートワークと自助会

9月21日(日)自助会


予約ページは毎回同じです。

過去のブログをご覧いただくと予約ページがでてきます




独りで悩んでいる方がいたら

同じ境遇の方とお話して

共感してもらえるだけで

少し前に進めるかもしれません

どうぞご活用ください

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今日はカサンドラさんのエピソードです


夫、子どもに発達障害特性があります

家族の会話が難しく

子どもとは話しますが、最低限

最近、家の中で誰とも話しをしたくありません


夫は診断を受けていませんが

子どもは診断済

夫が一番手がかかります


子どもがいるから

夫がいる時にちょっとした頼み事してましたが

【同じ説明】を何度もしたり

こんなことを頼むのに【理由が必要?】

そんなことが毎日


ワンオペの方が楽という結論になり

今に至ります


もう子どもたちは成人したので

夫に頼ろうと思うことはほとんどありません


色んなことがありすぎて

一言では語れません


今日お話しようと思ったのは

最近、わかったことなんです



夫は

【疲れた】と私が言った時に

夫は、どんな言葉を返していいがわからないんだ

ということ



正確にいうと、

【返す言葉】は知ってても

【適切な言い方がわからない】

ということに気づきました


そして

本人は【わかってない】ことを知らないんです


それは、

相手がどんな気持ちでその言葉を発しているかわからないことに原因があります。



私と夫はもうすぐ還暦です

結婚30年になるところ


ずーーーっと夫との会話に違和感がありました


何に、どう?と言われても

【違和感】なんです


大きな事件も沢山ありましたが

【違和感】の蓄積が


私を疲弊させていることに

最近気づきました



違和感程度なので



家族の中にも

感じ方に強弱があって

全く感じない人から

強すぎて、夫とは没交渉の人まで

色々です


私は、夫婦だから

それなりに接触が多いせいか

違和感はとても強く感じています



私は最初の出産の時に

子育てしながら仕事をしていました



今と違って【育休】は取れません

制度はありました



【育休】【時短】なんて申請したら

退職勧告をすぐにされてしまいます

【産休】って産後8週間しかなかったんです



ツライ日々でした

夫【自分が働きたいって言ったから、ツラくても知らない】という謎スタンス

夫がこんなに手伝ってくれないとは夢にも思いませんでした。夫が協力しないからって、すぐに退職できるわけもありません。



当時は母親が働いていると

【子どもが可哀想】

【子どもがちゃんと育たない】



こんな声を他人からも

平然と浴びせられる頃でしたから

夫は働きたい私の考えなんか

理解をしめしてくれません



結局、ツラすぎて仕事をやめましたが

夫は変わりませんでした



今では子どもが大きくなり

私はフルタイムの仕事に戻りました



子どもが大きくなっても

家事がなくなるわけではありません


夕方、仕事から帰ってから

やることいっぱいです


仕事が忙しくて疲れる日もあるじゃないですか

夫が早く帰って家にいたり

私が仕事で夫が休みの時もありますよね


当然、仕事が忙しい日もあります

帰るなり

私【疲れたぁ】と言います



あなたの夫だったら何て言いますか?


あなたは

夫になんて声をかけてもらいたいですか?



うちの夫は

【おーそうか】これが最も多い


次に多いのは

【ふーん】


その次は

【お疲れさーん】

これは、社長や部長が

外回りから帰ってきた部下に言うような口調



この3つのどれか



職場だって

誰かが疲れていたら

お疲れ様のあとに


仕事を分担したり

ねぎらいの言葉をかけたり

差し入れをしたり

早く帰れるように協力


そんなの当たり前ですよね

あなたの忙しさに気づかない同僚がいたら

上司や先輩などから手伝うよう命令が下る


さて我が家にもどります

私が【疲れた】と夫に言っても

夫は【状態報告】の一つとして思わないみたい

ということに最近気づきました



だから

【おーそうか】

【ふーん】という返事



【疲れた】という言葉には

何か分担してほしい、とか

いたわりがほしいという【心の言葉】が隠れている


そんなことって、

大人になるまでに

みんな学んでいるもの、だと思ってた


部活だって、練習が終わって疲れた時には

みんなで協力して片付けして

早く帰れるようにしますよね


夫は違ってた



家の中の仕事に

勝手に誰がやるかを決めていて

そのエリアは厳密に守るし


家事全般は【女、子どもの仕事】

だから、手伝うという気持ちもない


だから、私が疲れてようが、

病んでようが、

ケガしてようが

動けなくても


【疲れた】と言ったところで

全く動かないし


単なる状態報告だから【あーそう】

それ以上の言葉は知らない


手伝ってといっても

【その日、その時だけ】

みしかも、イヤイヤだ


あー、そうなんだと私は理解した


最初の頃は

【何?その言い方】

【何か手伝ってくれないの?】と言い返したこともあります。


でも、そう言ったところで

夫【疲れていることはわかっている】

夫【知ってる】

私が爆発すると、

【だから仕事をするのは反対なんだ】

【なんでお前を手伝わなきゃいけないんだ】



ブツブツ言いながらでていってしまう



それ以降

夫にかける言葉がわからなくなった


疲れた

ダルい

悲しい

寂しい

ムカつく

体調が悪い

頭が痛い、お腹が痛い


どんなセリフを吐いても

【おー、そうか】だ


手伝うことも

心配することもできない


話しかけるのも、めんどくさくなった

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あるカサンドラさんの話しでした


感情を読み取ることが難しい特性があるというのは

発達障害特性として有名ですが


疲れたという言葉が【状態報告】と思われるというのも、ツライところですね。


だって、街ゆく人に【疲れた】とは言わないし、その言葉込められた思いって、【暗黙知】なんじゃないかなと思う。


習わなくても生活経験の中から、【疲れている人がいたら手伝う】【ねぎらう】行動はとれる。

早い子どもなら、保育園や幼稚園の子どもでも、できることですね。


それができないなら、なぜできないのか、どうしたらできるのかを探索して、関係を修復できる道筋があるといいなと思っています。


インスタグラムにも情報を掲載しています

@cassandra.and.me.nursing


よろしくお願いします