東京世田谷にて

カサンドラの自助会を開催している

看護職ボランティア団体の代表です



【◯◯の時だけ育児シリーズ】

いつまで続くかなぁと思いながら

書き進めていますが

まだもう少しありそうです

楽しみにしている方(誰もいないかも)は

もうしばらくお付き合いください


本日のタイトルは

【誰もいない時だけ育児】です



毎回、タイトルが当たり前すぎるのかも

でも

カサンドラの現実の苦しみは、

この少しの苦労の【積み重ね】を

理解してもらえないことに起因しています



今まで

【◯◯だけ育児】のエピソード


どれをとっても

どの家でもありそうな話なんだけど



カサンドラ家は

【◯◯だけ育児】だけじゃなくて

色んな理解しがたいエピソード

解決できないエピソードの累積



カサンドラを経験していない人には

切り取ったエピソードだけでは

その全てを知ることは難しいのかも



発達障がいの人と

うまく周囲と生活していく術が

明確にみつかっていないのも

その辺りが理由なのかも



理解を推進し

互いに生きやすい社会が理想です

当事者だけでなく社会で考えるべき課題です

ーーーーーーーーーーーーーー

さて、前置きか長くなりました

本日の◯◯だけ育児は

誰もいない時だけ育児


です


あるカサンドラさんの話です



夫の行動が理解できません

疲れてしまいました

結構して

15年たちましたと語る



そのカサンドラさん

子どもが乳幼児のとき



夫の子育てに対する参加の仕方が謎すぎて

理解できませんでした


やってとお願いすると

【命令するな】と言われ


社長にお願いするように

丁寧にお願いしても

結局途中でどこかにいってしまう


私もトイレくらいゆっくりしたいけど

子どもをみてくれないから

夫が家にいたとしても

おんぶしてトイレに行った



だんだんお願いレベルを下げて

夫の機嫌を損ねないように

気を遣いすぎて頭がパンクして



ワンオペに疲れすぎて

おかしくなりそうでした


でも、謎なことに

【誰かいない時だけ育児】してるんです


私がちょっといないときだけこっそり

子どもの相手をしてる



これを誰かに話すと

【あなたが子育てを完璧にしないと許さないんじゃないの?】とか

【あなたが色々注目のつけるから】とか

【ほめてあげたり、感謝の気持ちが足りないんじゃない?】

と100%言われます



誰も信じてくれないから

もうどうでもいいけど


信じてもらえないかもしれませんが

全く違います



夫の機嫌を損ねると

本当に何もしてくれないので



何かしてくれた時には

どんなにめちゃくちゃでも

【ありがとう】【助かった】

それしか言いません



色んな場面で子育てへの参加を

お願いしますが成功率ほ低く

【命令するな】【頼み方が悪い】

【なんで俺が】



決め台詞は

【お前の仕事だろ】と全ての子育ては

母親が担うものと

勝手に決められてしまいました



頼んでも成功率は低いので

ほとんど子育てには関与しません




でも、ふとした時

私かがちょっと席を外したくらいの

ホンの隙間時間だけ

子どもの面倒をみるんです



たとえば、洗濯物を取りに行った時

宅配対応をするために玄関に行った時

子どもの世話をお願いしないでトイレに行った時



そんな

ちょっとした時間




私が戻ると

【やらなくていいや】的な感じで

子どもの相手をやめてしまう



初めての子だし

子どもの相手をしているところを見られると

恥ずかしいから?かと思い



長めに子どもと二人きりにしてみると



最初の数分だけ相手して

残りは放置



謎すぎる



二人目ができたら変わるわよと

周りからアドバイスをいただき

子どもが増えましたが



夫との関係性は変わらないどころか

私の大変さが増しただけでした




二人目が生まれてからも

どちらの子どもに対しても

私がいない時にこっそり相手して

それも、ほんのちょっと



やはり謎でした



夫婦の関係性が良ければ

その謎行動も

子どもみたいに思えて

なんだか、かわいらしくも感じるのですが



基本、何かをお願いすると

【命令するな】【お願いの仕方が悪い】と

横柄な態度



負担にならない程度のことを

社長さん、会長さんにお願いするように

お願いすると


満足気に

【うむ】と言って応じてくれる



ホントに謎すぎます



もちろん、家事なんてやりません

家事は【そんな仕事】扱いですから

俺の仕事ではないと一喝されてしまいます



協力って何んなんだ・・・・




毎日夕方になると

自分のエネルギーが枯渇してしまって



子どもの夕飯を作りながら

夕日を見ながら泣いてました




もう子どもが大きくなったし

夫の手を借りたいと思う場面がなくなったから

こうやってお話てきますけど



毎日、夫というお偉いさんへのお願いと

子育てや家事の負担で

頭がおかしくなりそうでした


こんな人は他にもいるんでしょうな


ーーーーーーーーーーーーーー

悲痛な思いを語るカサンドラさんでした


毎日がツラすぎて

話すのもツラすぎて


結婚そさて15年以上たったいま

ようやく話すことができたといいます



発達障がいという言葉を聞いて

ああ。これだと納得されたそう。


発達障がいとわかったところで

何も変わらないから

とそのカサンドラさんは小さく笑ってました


実はそのカサンドラさん

前に書いた

【人がみている時だけ育児】と同じ人




他人がみている時は育児参加するけど

家族がみているところではやらない





1人ツラさを抱えている方はいませんか

自助会で仲間との出会い

お話をわかってもらえる場があること

カサンドラさんには大切です


よろしければご活用ください