東京世田谷にてカサンドラの自助会を開催しています

9月4日(木)に

公認心理師/アートワークセラピストさんと一緒に

自助会+アートワークを実施しました

 

ご参加いただいた皆様ありがとうございました

初めての方の参加が多いのがほとんど

当会の特徴かもしれません

勇気をふりしぼってお越しいただき

お疲れになったのではないでしょうか

 

 

仲間とのお話やアートワークを通じて、

いまのツラさに何か少しでも「変化の兆し」を

得ていただけると嬉しいと思います。

次回は、自助会のみ(アートワークなし)

 9月21日(日)です

もうすぐご予約がいっぱいになります


さて、今日もカサンドラさんのエピソードです

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夫がASDとADHDだと思います

結婚して20余年

会話やコミュニケーションに苦労してきました

 

何をどう話したら通じるのか

どうやったら聞いてもらえるのか

 

ずっと考えてきました

 

 

話すタイミング

話す内容

話し方(身振り手振り)

表情

声色

話す順番

話の長さ

言葉を選んだり

休日がいいのか、朝がいいのか、夜がいいのか

いろんなことを考えて話をしてきました

結局通じないことが最近になってようやくわかってきました

 

興味のある話(くだらない世間話や噂話)にはのってきます

いざ真面目な本題に入ろうとすると

ふとした瞬間にいなくなったり

寝ていたり

まだ終わらないのかとイライラし始めたり

 

何か決断をしなくてはならないことや

計画をたてたり

責任をともなうような話には全くのってきません

 

今日の話はそういう重たい話ではなく

何気ない話なんだけど

何を言いたくて話をしてきたのかわからないことや

突如「強制終了」されてしまうことがあるなあと

気づいたことがあったのでその話をします

 

平日、夫は私が朝食を作っている時間に大体起きてきます

昨日の夜はタイミングが悪くて話をしませんでした

 

私は友人からぶどうをもらったので冷蔵庫に入れていました

それを夜、夫がみつけたみたいです

そのぶどうには「長野産」と書いてありました

 

夫「誰か軽井沢に行ったの?(なぜかドヤ顔)」

私「いや、違うよ。何で?」

夫「いや、ぶどうが・・・(不満げに強制終了)」

私の質問に対して答えずに、そして、どこかに行ってしまう

 

 

この人って、どうしてこういう質問の仕方をするんだろう?

と不思議に思う

 

 

おそらく、一般的な家庭の会話は

夫「冷蔵庫にぶどうがあったけど、どうしたの?」

妻「スーパーで買ってきたものよ」

夫「珍しいぶどうだったから、旅行のお土産でもらったのかと思った」

 

 

冷蔵庫に長野産のぶどうがあったところで

誰かが「軽井沢」に行ったとは思わないでしょう

長野って広いし、軽井沢ってぶどうの産地として有名じゃない気がする

 

うちの夫は、勝手に

ぶどうに書いてある「長野」という文字をみて

軽井沢と結び付けて、「俺ってすごいよな」と思ったのか・・・

ドヤ顔の意味がわからないし

違うと言った後の夫の不満げな顔の意味もわからない

 

 

朝の忙しい時間に話しかけられて

意味がわからないまま会話が強制終了してしまう

 

 

夫との会話によくあるパターンだ

私はモヤモヤだけが残る

 

 

何が言いたかったんだろう

私って何か不快になることを言ったんだろうか

 

 

 

でも、よく考えてみると

 

夫の会話って

質問の意図がわからないことが多い

 

私は、意図がわからないから「何で?」と質問する

それに、間違っていることには私だって「違うと思う」と否定もする

私が何か意見したりすると、勝手に会話が終わってしまう

 

 

でも、違うものは違う

スーパーで買ったぶどうだ

誰も軽井沢には行ってない

 

 

こんな会話の繰り返し

 

夫の質問の意図がわからないから

何で?と私は聞く

当たり前のことだと思う

 

 

夫は「何で?」と聞かれるのを極度に嫌うし

機嫌が悪いと「お前は馬鹿だから」といわれたりもする

でも、質問の意図はわからないから聞かないと答えられない

 

そして、間違いを指摘されると

夫は不機嫌極まりない

 

たかだか

「ぶどう」の話でも、そんな感じ

 

 

 

ああ、そういえば、

先日、歯磨き粉でも同じような話があった

 

たまたま

いつも高値で売っている歯磨き粉が安く売られていたから

いつも買っているものではない歯磨き粉を買った

それを洗面所においておいた

 

 

ある朝、突然

夫が「誰か泊まりにきたの?」と聞いてきた

毎日夫は家にいる

誰か泊まりにきたら気づくだろうと私は思う

 

何でそんなことを聞くんだろうと思った

私は「何で?」と聞いた

 

夫はその時点で不機嫌だった

夫「いや、歯磨き粉が違っていたから」

 

なんで歯磨き粉がいつもと違うのを買うと

誰かが泊まりに来たことになるんだろう???

 

私は、「何で歯磨き粉がいつもと違うと、誰かが泊まりに来たと思うの?」と聞いた

夫、なぜだか超不機嫌。

答える気もないようで「もういい」とどこかへ行った

 

 

なぞだった

 

 

そういえば、

うちにはこんな会話がいっぱいだ

 

最初の頃は

意味が分からないし、

なぜか不機嫌になるから

 

私が何かやったの?といろいろ振り返ったりもしていた

 

でも、こんな会話や

やりとりがいっぱいあって

何でだろう、何で不機嫌なんだろう

私はいつも会話を振り返っていた

 

夫を不機嫌にさせると

1週間くらい口をきかないし

ずっと不機嫌になる

 

このぶどうの時も

歯磨き粉の時もそうだった

 

 

お前に馬鹿にされたとか

俺は傷ついたとか言っていたかもしれない

不機嫌にさせると、ほんとめんどくさいから

 

 

夫が何か言ってきても

質問をしないようにしたり

意見を言わないようにしたり

否定しないようにしたり

 

 

 

気を遣って会話をしていたように思う

 

適当に合わせていると

それも不機嫌になるから

真剣に聞いている風を装ったりしていた

 

 

 

 

意味のわからない会話でも

質問したり、否定したりすることもなく

真剣に聞いている風を装ったりしていた

 

 

怒らせると面倒だし

不機嫌になられるとめんどくさいことになるから

 

 

そんなことをずーーっとしていた

 

 

子どもも小さいから

夫が変なことを言っていることすら理解できないし

 

子どもたちは

父親は意味不明なことを言う人という認識で

それについて特に何も感じないようだった

 

 

私だけ、意味不明なことがわかっていたし

意味不明につきあわされていた

 

 

自分の意見もいえないし

疑問なことも、かえすこともできずにいた

 

そのうち、

 

自分の話すことや

自分の対応や

 

 

自分にも自信がなくなっていって

 

感情はなくなっていって

言葉もでなくなっていって

 

気づいたらカサンドラになっていた

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消化不良の会話の連続に悩んで

カサンドラになった方のお話でした

 

尊大型といわれるようなASDのタイプの夫のようでした

 

コミュニケーションが難しいといわれますが

色んなタイプがあります

 

一緒に生活していると

一言、二言でも声をかけあうことってありますよね

 

その言葉の意味すらわからないと

そのストレスの蓄積は大きいかもしれません

 

 

「そんなこと」と

発達障がいの方と生活したことのない方は過小評価するかもしれません

 

カサンドラさん同志なら、

あなたの話している言葉の意味を理解しあえることが多いかも

 

ストレスの蓄積に疲弊していたら

自助会を活用されるといいかもしれません

 

次回は9月21日(日)10時半~です

こんにちは

東京世田谷区にてカサンドラの自助会を開催しています


ブログは、看護師、助産師資格をもつ、この会の代表が担当しています。


コロナ禍に、カサンドラさんの自助会を立ち上げました

来月で4年目に入ります。


私は、この会を立ち上げる前に、別のカサンドラ支援団体に所属していたので、カサンドラさんの支援歴は8年くらいです。


さて、ブログですが、通勤時に書いています。



頭の中で温めて、

通勤時に一気に書き上げます。



なかなか筆(キイ?)が進まない時

または

書きたいことがいっぱいある時には



忘れないように

タイトルとあらすじだけ書いて、

保管しておきます



ですから

中身のないブログ予備軍も沢山あります。



いま



発達障害は、自閉スペクトラム症といわれるので

いつしか発達障害から置き換われるかもしれません。



まだ、発達障害という言葉の方が一般的なので、こちらをもう少し利用させていただきます



いつも、いつも書いていますが、

ブログに掲載している記事は

ご本人の許可をいただいているものです




なので

自助会に行ったら自分のことを

知らないうちに

書かれているんじゃないか



と心配する必要はありません

ご安心下さい





さて




私ども看護職、ご存知の通り忙しいです

暇な時もありますが



どんな業務でも

間違えてはいけないことが多く

気を抜かずに働かなくてはならない



日々の業務量は多い



新しいことがドンドンでてきていて

勉強し続けなくてはならない



いつも

カラダも頭フル活動している感じです



また、仕事中は



相手を傷つけないように

少しでもよくなってもらえるよう


態度や言動に気を遣います



ときに


気にしすぎて

【言葉を失う】こと

【何をやっていいかわからない状態】

に陥ることもあります



命にかかわる仕事をする責務を

感じて働いてます



正直、通勤時や休日は

頭を休めたい



と思うこともありますが



長く女性のケアにたずさわり

病院でもカサンドラさんに出会うことが多く



【病気になる前になんとかできなかったのか】

【周囲に助けてくれる人がいなかったのか】



いたたまれない気持ちになる


私たちの活動は

細々ではありますが続けています




ブログ・・・

読んでしまうと一瞬かもしれません



最近は

タイパ重視で

AIを使っている人もいるそう


また

収益のためにやっている人もいる中で



こんなに時間をかけて

私ごときが書いてて

誰かの役にたっているのか



時々、やめようかと思うこともあります


私ども

医療職でも、カサンドラの理解がないのを

感じることもあり



そういうのを身近で見聞きすると、

あ、やっぱり発信し続けないとと思い直します


見返りは、要求しない仕事ではありますが

ただ何の反応もなく書き続けるとが

ツラくなることもあります



ご批判をいただいても受け止めて

改善していこうと思います


いいねをいただけると励みになります


お時間あったら

ポチッとお願いします

東京世田谷区にてカサンドラの自助会を開催しています。次回はアートワークとのコラボです。

アートワークは、専門家を招いて行う心理セラピーの一つです。


カサンドラさんにオススメしたくて、3年前から取り入れています。普通の自助会とセットで行うので、お得な会だと思います。


このブログでは、カサンドラさんの生の声をお届けしています。


今日のカサンドラは、【マンパワー不足】について語ってくれました

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夫が発達障害だと思います。

診断を受けてほしいとお願いしましたが、全然応じてくれません。調べたとこらによると【尊大型】と【受動型】とADHDのミックス。


どの特性がでてくるかによって、同じシチュエーションでも対応が全く違います。


最初、私は多重人格を疑いました。そのくらいコロコロ変わります。本人が嫌がるし、否定して診断を受けてないので、確かなことはわからないし、専門家なアドバイスを受けられないので困ります。


カサンドラの自助会には、色んなところに行きました。オンラインもリアルも。

どの人も子どもがいる方は【ワンオペ】。子どもがいなくても、家庭内、家族内、親族な近隣とよお付き合いをうまくこなすことができないので、全てカサンドラさんがやっていると聞きました。


うちも、紛れもなく【ワンオペ】。

家事、育児、お付き合い、親や親族の対応、

全て私の双肩にかかっています


どう考えても、私はオーバーワーク



核家族だから

家の中に大人は2人

大人のうち1人は、ほぼ役にたたないので

私が全て担います



慢性的な人手不足

職場でいうならマンパワー不足です



仕事場だと

人手が足りなかったり

新人さんが多かったりすると

人員補充が行われます

または、慣れるまでヘルプが来てくれますね



職場だといいですね


家族だと

どうでしょうか



いざ、結婚してみて

一緒に暮らしてみて


相手が

何もできない人だった時に

何もできない人だとわかった時に


できる人かもしれないけれど

こだわりが強かったり

ちょっと状況が変わるとできなくなったり

一つのことを覚えるまでに時間がかかったり



人手がなくても

家族の場合

補充はありません



さらに、子どもができて

大人の役割が増えた時



【増えた】ことすら理解できない人だと

どうでしょうか



新たに加わった仕事を理解するまでに

すごく時間がかかり


覚えても

定着するまでにすごく時間がかかり


すぐに忘れてしまう人で

子どもの成長に合わせた対応ができなかったら

どうでしょうか


あなたの家の中は

どうなるでしょうか



特性にもよりますが


【毎日同じこと】をする特性の場合

日々変わる子どもの世話は無理ですし


平日と土日のシフトを理解できません


我が家がまさにそんな感じ


マンパワー不足なんだけど

どうにもできない


夫に動いてもらおうと

褒めたりなだめたり

色んな手をつくしましたが


結局、子どもの成長に追いつけず

おむつのサイズはいつも間違えるし

成長にあわせて食事を食べさせることも

できませんでした


そもそも

自分以外に興味がないから

子育てや家事のことは

教えたそばから忘れてしまう



うちの中は、慢性的なマンパワー不足です



そんなブラックなところで

私は20年近く働かされています



いつ辞めてもいい

いつ逃げ出してもいい


と心の中に思いながら

逃げられない家庭という場所に

縛られているように感じています

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あるカサンドラさんのお話でした


このカサンドラさん

何度も別居や離婚を考えたそう


子どもさんが知的な遅れを伴う

発達障害があり

また、環境の変化にすごく敏感で


その子のことがあり

別居や離婚をとどまっていたといいます


いまや何人かに1人は離婚する時代と言われますが

そんなに簡単ではないし


解決や改善ができるかもと努力する

カサンドラさんも少なくありません


慢性的なマンパワー不足の中

努力を続けるのは

並大抵の努力ではできないでしょう


疲れた羽をおろしたいと思った時に

自助会をご活用くださいね


東京世田谷区にてカサンドラの自助会を開催している看護職ボランティア団体です。


次回の自助会は、

9月4日(木)アートワークと自助会

9月21日(日)自助会


予約ページは毎回同じです。

過去のブログをご覧いただくと予約ページがでてきます




独りで悩んでいる方がいたら

同じ境遇の方とお話して

共感してもらえるだけで

少し前に進めるかもしれません

どうぞご活用ください

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今日はカサンドラさんのエピソードです


夫、子どもに発達障害特性があります

家族の会話が難しく

子どもとは話しますが、最低限

最近、家の中で誰とも話しをしたくありません


夫は診断を受けていませんが

子どもは診断済

夫が一番手がかかります


子どもがいるから

夫がいる時にちょっとした頼み事してましたが

【同じ説明】を何度もしたり

こんなことを頼むのに【理由が必要?】

そんなことが毎日


ワンオペの方が楽という結論になり

今に至ります


もう子どもたちは成人したので

夫に頼ろうと思うことはほとんどありません


色んなことがありすぎて

一言では語れません


今日お話しようと思ったのは

最近、わかったことなんです



夫は

【疲れた】と私が言った時に

夫は、どんな言葉を返していいがわからないんだ

ということ



正確にいうと、

【返す言葉】は知ってても

【適切な言い方がわからない】

ということに気づきました


そして

本人は【わかってない】ことを知らないんです


それは、

相手がどんな気持ちでその言葉を発しているかわからないことに原因があります。



私と夫はもうすぐ還暦です

結婚30年になるところ


ずーーーっと夫との会話に違和感がありました


何に、どう?と言われても

【違和感】なんです


大きな事件も沢山ありましたが

【違和感】の蓄積が


私を疲弊させていることに

最近気づきました



違和感程度なので



家族の中にも

感じ方に強弱があって

全く感じない人から

強すぎて、夫とは没交渉の人まで

色々です


私は、夫婦だから

それなりに接触が多いせいか

違和感はとても強く感じています



私は最初の出産の時に

子育てしながら仕事をしていました



今と違って【育休】は取れません

制度はありました



【育休】【時短】なんて申請したら

退職勧告をすぐにされてしまいます

【産休】って産後8週間しかなかったんです



ツライ日々でした

夫【自分が働きたいって言ったから、ツラくても知らない】という謎スタンス

夫がこんなに手伝ってくれないとは夢にも思いませんでした。夫が協力しないからって、すぐに退職できるわけもありません。



当時は母親が働いていると

【子どもが可哀想】

【子どもがちゃんと育たない】



こんな声を他人からも

平然と浴びせられる頃でしたから

夫は働きたい私の考えなんか

理解をしめしてくれません



結局、ツラすぎて仕事をやめましたが

夫は変わりませんでした



今では子どもが大きくなり

私はフルタイムの仕事に戻りました



子どもが大きくなっても

家事がなくなるわけではありません


夕方、仕事から帰ってから

やることいっぱいです


仕事が忙しくて疲れる日もあるじゃないですか

夫が早く帰って家にいたり

私が仕事で夫が休みの時もありますよね


当然、仕事が忙しい日もあります

帰るなり

私【疲れたぁ】と言います



あなたの夫だったら何て言いますか?


あなたは

夫になんて声をかけてもらいたいですか?



うちの夫は

【おーそうか】これが最も多い


次に多いのは

【ふーん】


その次は

【お疲れさーん】

これは、社長や部長が

外回りから帰ってきた部下に言うような口調



この3つのどれか



職場だって

誰かが疲れていたら

お疲れ様のあとに


仕事を分担したり

ねぎらいの言葉をかけたり

差し入れをしたり

早く帰れるように協力


そんなの当たり前ですよね

あなたの忙しさに気づかない同僚がいたら

上司や先輩などから手伝うよう命令が下る


さて我が家にもどります

私が【疲れた】と夫に言っても

夫は【状態報告】の一つとして思わないみたい

ということに最近気づきました



だから

【おーそうか】

【ふーん】という返事



【疲れた】という言葉には

何か分担してほしい、とか

いたわりがほしいという【心の言葉】が隠れている


そんなことって、

大人になるまでに

みんな学んでいるもの、だと思ってた


部活だって、練習が終わって疲れた時には

みんなで協力して片付けして

早く帰れるようにしますよね


夫は違ってた



家の中の仕事に

勝手に誰がやるかを決めていて

そのエリアは厳密に守るし


家事全般は【女、子どもの仕事】

だから、手伝うという気持ちもない


だから、私が疲れてようが、

病んでようが、

ケガしてようが

動けなくても


【疲れた】と言ったところで

全く動かないし


単なる状態報告だから【あーそう】

それ以上の言葉は知らない


手伝ってといっても

【その日、その時だけ】

みしかも、イヤイヤだ


あー、そうなんだと私は理解した


最初の頃は

【何?その言い方】

【何か手伝ってくれないの?】と言い返したこともあります。


でも、そう言ったところで

夫【疲れていることはわかっている】

夫【知ってる】

私が爆発すると、

【だから仕事をするのは反対なんだ】

【なんでお前を手伝わなきゃいけないんだ】



ブツブツ言いながらでていってしまう



それ以降

夫にかける言葉がわからなくなった


疲れた

ダルい

悲しい

寂しい

ムカつく

体調が悪い

頭が痛い、お腹が痛い


どんなセリフを吐いても

【おー、そうか】だ


手伝うことも

心配することもできない


話しかけるのも、めんどくさくなった

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あるカサンドラさんの話しでした


感情を読み取ることが難しい特性があるというのは

発達障害特性として有名ですが


疲れたという言葉が【状態報告】と思われるというのも、ツライところですね。


だって、街ゆく人に【疲れた】とは言わないし、その言葉込められた思いって、【暗黙知】なんじゃないかなと思う。


習わなくても生活経験の中から、【疲れている人がいたら手伝う】【ねぎらう】行動はとれる。

早い子どもなら、保育園や幼稚園の子どもでも、できることですね。


それができないなら、なぜできないのか、どうしたらできるのかを探索して、関係を修復できる道筋があるといいなと思っています。


インスタグラムにも情報を掲載しています

@cassandra.and.me.nursing


よろしくお願いします



東京世田谷にてカサンドラさんの自助会を開催しています。


次回の自助会は8月17日(日)です

場所は、毎回同じです

世田谷区三軒茶屋にある

男女共同参画センター【らぷらす】の

4階にある研修室です


研修室は1~4まであって

予約とれるところが毎回違うので

入り口に【カサンドラ】と案内を出しています



今日のカサンドラさん

転んだときの出来事を話してくれました


痛さと悲しさに

おそわれたとお話していました

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夫が発達障がいだと思います

診断を受けていません



結婚してから

毎日、毎日

同じことの繰り返し

同じようなことの繰り返し


本人に【繰り返している】意識はありません


やめて

こうやってほしい

お願い


聞いてもらえませんし

もちろん、話し合いはできません



報告、連絡、相談

満足にできたことはありません


本を読んで、色んなサイトをみて

発達障がいなんだなぁと理解



悪い部分は見ないようにしたり、

多くを望まないようにしたり

アサーションを学んでみたり



色々ためしてみました

20年くらいたちました



諦める以外の選択肢が

みつかりませんでした



先日、悲しい出来事がありました

別にいつものことなんだけど

痛かったから

ことさら悲しく感じました



用事があって

たまたま一緒に出かけていた時です



夫は、一緒に出かけていても

自分のペース

さっさと歩いていってしまいます



夫のポケットから何か落ちました

夫は気づかずにサッサと行ってしまいます



私【落ちたよ】と言いました

夫は拾おうとせずに

サッサと歩いていってしまいます



拾ってあげようとした時

夫は振り向きました



私は一瞬、夫の方をみてしまって

足元の小さな段差に気づかずに

転んでしまいました


転んだ私のことを

夫はじーっとみています


私は、膝を強打し

【痛ったーい】さすって

足が動くかどうか

捻挫してないかどうかを確認し



立ち上がりました



数メートル先で夫は無言でじーーーっとみていて

なんか、ムッとしているみたいに見える


私がモゾモゾと動き始めたら

ぶぃと前に振り返り

歩きだしました



いつも振り向くことなく

サッサと行ってしまうけど

さすがに転んだら

心配くらいしてくれるよね



と思った私の期待は

すぐにかき消された



【えっ大丈夫?とかないわけ?(心の声)】

【心配くらいしてくれたって(心の声)】




夫、なぜかムッとして先を歩いている

心配して駆け寄ることもない



あたかも、みっともないと言わんばかり

ムッとしている


痛い足をさすりながら

サッサと歩く夫に追いつき

私【あなたが落としたものを拾おうとして転んだ】

と説明



夫【・・・】

ムッとして前を向いている


何も言わない


無言でいる夫をみて


さすがの私も

悲しいやら

怒りの感情やら複雑な思いを抱く



夫【・・・】



私【なんで黙っているの?】


夫【だって動けているし】


私【えっ?】

私【ケガしてないか、とか、捻挫してないか、とか心配にならないの?】 

私【あなたが落としたものを拾っおうとして転んだのに】



夫【拾ってくれって頼んでない】

夫【歩けているから大丈夫】


夫の表情は、あたかも私が無茶難題をぶつけてきて、腹立だしいといわんばかり。


夫からすると

私が頼まれてもないものを拾おうとして、勝手に転んだのに、文句を言われる筋合いはないということだ


そういえば

私が病気した時も

同じようなことを何度か言われた


休みの日で

私の病状を気にすることも

通院を手伝ってくれることもない

もちろん、差し入れや子どもの世話もしない



夫といえば

せっかくの休みに

胡散臭い顔した病人がいると

おちおち休めないという


発達障害の人が

みんなこんなことを言うとは思わない


けれど

家族のケガや病気

それに

何かアクシデントが起こったときに


【心配してくれる】こともできないのは

どういうことなんだろう


私には全く理解できなかった

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あるカサンドラさんの話しでした


病気の時のエピソードは

カサンドラさんからよく話しをされます


普段何もしてくれなくても

自分が弱った時くらい

助けてもらいたいのに

心配する、気にかける等の

気持ちをかたむけてほしいのに


悲痛な声が聞かれます


特性なのかもしれませんが

何らかの状況設定トレーニングで解消できるように

思うのは私だけでしょうか


自助会は毎月行っています

孤独や沈黙、自分の忍耐力にも限界があります

話して解消してみてはどうでしょう