小学生のお母さんの負担は大変だな
このブログの続きです。

私の住んでる地域では、小学生の子どもを持つ世帯が減少しています。
その為、子ども会のお母さん方の負担が大きくなっています。

お祭りやイベントの運営、
朝の旗当番などなど。

中にはあまりの負担の大きさに
「えっ?!こんなに?ガーン」と
疑問を持つ方も出てきています。

ところがPTA然り、
子ども会も「もっと負担を軽くしようよ」という意見には、必ず大反対する人が現れます。

だから、意見したい人は、私にコッソリ相談をしてくるんです。
何故なら私が、「子どもが支援級」ってだけで、子ども会から異端視され、除け者扱いされてきたことと、
今は自治会の役員をしていることから、
何らか子ども会を変える力があるのでは?と思われるからです。

自分は矢面に立たず、
既に子ども会で浮いてる人間に託す。
ズルいです。
でも仲間外れにされるのは
子どもの為にも避けたい気持ち、
とてもよく分かります。

今回、子ども会の朝の旗当番について、
「当番の回ってくる頻度が高過ぎる」と、不安を感じている人から相談を受けました。

確かに月に2~3回も回ってくるのは
ちょっと負担が大きいですよね。
特に仕事を持つ人にとって朝7:55~8:15までの旗当番は、時間的に厳しいものが有りますよね。

私は、色々考えて、ある子ども会の方に電話をしてみました。
その方は、一時期、心や身体を壊した経験もあるので、身体的負担の厳しさをよく知っているのでは?と思ったからです。

ところが完全に予想は外れました。

そのお母さんが言うには
「旗当番は1日2人必要。
 万が一の事故が起こったら旗当番の責任でしょう?
 その責任、一人で負えますか?
 一人より二人の方が負担が軽くなりますよね。
 『ちゃんと見てましたよ!』って、互いに証言出来ますよ。」

なんか話が的外れだと気付いた方もいらっしゃるでしょう。

旗当番を、わざわざ2人にするのは、
子ども達の安全の為じゃなく
自分の責任負担を軽くするため?!

しかも、
交通事故が起きたら、
旗当番してた人の責任だと?
いやいや、誤解している人が居たら
声を大にして言いたいんだけど
そこまでの責任は無いからね!

そこで
「いやいや、そもそもボランティアである旗当番の人に交通事故の責任は有りませんよ」とお伝えしたのですが、
「旗当番の人には責任が有る」と断固主張を譲りません。

そして
「仕事を持つ方も、事情を抱える人も、
 子ども達の為に頑張るべき」と、
何も変える気が無いという回答でした。

そこで
「うんうん、そうだね。そうだよね。子ども達の安全の為に大事だよね。
 うちの地域のお母さん達は、みんな協力的で頑張ってくれる方ばかりで有り難いよね」同調し、
「でもねぇ、せっかく『子どもの為に頑張ろう』と思ってるお母さんでも、無理なルールだと参加が難しくなってくるんだよ」とコツコツと伝え、
「無理なく守りやすいルールにした方が、
 この先も皆が気持ちよく続けられると思うよ。
 ルールを厳しくし過ぎると
 『もう無理!』ってなっちゃうじゃない?」。

すると少しずつ心の氷が溶け
ようやく
「そうだよね。お母さんの負担が大きいよね」と言う言葉が。

ああ、少しは良い方向で話が出来るかな?と思ったら!

「だったら学校の先生に旗当番して貰うのがいいよね」と、あらぬ方向に矛先が!

「い、いや~、小学校の先生って、今ニュースにもなる位、業務負担が大きいじゃない?」と言うと、
今度は
「お母さんが無理なら、お婆ちゃんが来てくれたらいいのに」
「地域のお年寄りがボランティアでやってくれたらいいのに」
「警察官に旗当番してもらおうか」
「あっ、市の職員とか、市議会議員が。
 市議会議員がボランティアでやればいいじゃんね」と、
誰かの負担を増やす発想ばかり。

ああ駄目だ。
この人は、誰かが身を犠牲にする事こそ
正しい解決法だと思い込んでる。

そうじゃないよ、そうじゃないんだ。

なんでPTAとか子ども会とか、
話が通じないんだろう。

だいたい、その問題の交差点には
絶対に毎日じゃないにしても
自治会のボランティアの交通整理のおじさん
自治会の会長の奥様
かなりの頻度で立ってくれてるんです。
そこに更に子ども会のお母さんが2人
更に更に
その交差点までお子さんを送ってくる保護者の方、と
子どもを見守る目は十分です。

子ども会の朝の旗当番を
2人→1人にするって、
そんなに問題!?

改めてPTA 子ども会の問題の難しさを感じています。