2週間程前、旦那は私に

「仕事で使う見積もりを取っておいて」と指示をしました。

↓ブログ「旦那は気弱に見えて、実は支配的」

http://ameblo.jp/cassandra-1/entry-12158613702.html

 

この見積もりを元に、旦那は取引先に提案書を作成し、

手応えが有ったそうです乙女のトキメキ

 

ところが旦那がおかしな事を言い出しました。

「この話を進めると、報酬を受け取るより先に商品を作って納品しなきゃいけない。

 商品を作るには60~70万必要なんだけど…どうしよう

「は…?」

 

要は

案採用乙女のトキメキ → 商品の作成・納品プレゼント(ここでお金が必要) → 後日企業から料金の支払いを受ける札束(これでプラス収益になる)

 

ってことで…

提案したプロジェクトを進める為に、商品を作る為のお金が必要なんだけどな~チラ

 

って、お金の無心ですかがーん??

 

旦那はハッキリ「お金を貸して」とは言いません。

「僕ちんが一生懸命作った提案書が通りそうだよ。

 でも僕ちん、お金無いよ。どーしよ、どーしよ。ねえ嫁ちゃん、どうしたらいい?」と言って、嫁がお金を出すのを待っているのです。

 

私は数年前に「発達障害の子を持つ親の会」で学んだ事を思い出します。

『コミュニケーション下手な子は、遠回しに要求を伝えて、周りが察知するのを待っている場合が有ります。

 例えば“そのシャーペン、いいな、いいな”と言って、相手が何も言わなければ 

 “なんでいいなって言ってるのにくれないのよ!”と急に怒り出すなど。

 そうならないように、相手に気持ちを伝える事を教えていかなければなりません。

 “そのシャーペン、いいな。頂戴って。

 そうしたら“ダメだよ。これは大事にしてる物なんだよ”って伝えられますね』

 

でも、48にもなるオッサンにどう教えればいいのさあせる

私は出来るだけ優しく言いました。

「企業ってさ、いい感じで話を進めてても、急にプロジェクトが頓挫する事って有るよね。それって、私達みたいな個人商店にとってリスク高くない?

そりゃ、確実に収入の見込みが有る場合、借金してでもお金を用意して話を進める方法も有るけど、ちょっと怖いな」

私は敢えて旦那が嫌っている借金というワードを出して諦めさせました。

 

旦那は「そうか…そうだよね」と超ショボーンショボーンと引き下がって行きました。

 

その後

旦那「結局、あの提案は通りそうだよ。でも商品を作るお金が出せないから、実際にプロジェクトを進めるのは他社になっちゃったよ。うちは提案料をいくらか貰えるだけ。

あ~、商品を作成するお金が有ったら、まとまった収入になったのにな。あ~あ

 

私には分かります。

旦那の中では、せっかく上手くいきそうなプロジェクトを阻んだのは私という事になっていて

私が悪者なのです。

 

旦那は決して

「俺に貯金が無いのがいけないんだ」とは思いません。

「嫁はなんで金を出さないんだ」と思っています。

怒鳴ったり暴力をふるったりは全く有りません。

「金が無いから」と家に金を入れないという方法で静かな抗議をしてくる、

それが旦那なのです。