カッサフォルテ犬猫コラム -98ページ目

歯石3

歯石はどのように治療をするのでしょう?
歯石になる前の歯垢の段階ならば歯みがきで落とすことができますが、
歯石になってしまうと歯みがきでは取れません。
スケーラーという器具や機械を使って石のようになった歯石を砕いていきます。
歯の表面に付いた歯石を取ることももちろん大事ですが、
一番重要なのは歯と歯肉の間(歯周ポケット)に付いた歯石を取ることです。
この画像はグラグラしていて抜くしかなかった歯ですが、
本来なら歯肉に隠れているはずの歯根部にまで歯石が付いているのがわかります。
どれだけ歯の表面をきれいにしてもこの部分に歯石が残っていると何にもなりません。

続きます。

歯石2

歯石には細かい穴がたくさん開いていて、
そこにたくさんの細菌が住み着いています。
歯石は細菌の塊と言ってもいいぐらいです。
この細菌がいろいろと悪さをします。
歯ぐき(歯肉)に炎症を起こして痛みや出血を引き起こしたり(歯肉炎)
歯の根元(歯根)に炎症を起こして化膿させたり(歯槽膿漏)
歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かして歯をグラグラさせたりします。
上の奥歯(臼歯)の歯周病から炎症が歯に沿って伝わり、
眼の下が腫れたり、そこから血や膿が出ることもあります。
鼻の中に炎症が伝わってどろっとした鼻水が出ることもあります。

歯の根元には血管がたくさんあります。
この血管から入り込んだ細菌が血液の流れに乗って移動し、
心臓、肝臓、腎臓などに深刻な病気を引き起こすこともあります。
歯周病は単純に歯や口の中だけの問題では済まず、
生命の危機につながることもあり得るのです。

続きます。

歯石1

おうちのワンちゃん・ネコちゃんにこんな症状はありませんか?

口が臭う。
口を触ると痛がる。
固いものを食べなくなった。
口から出血している。
目の下が腫れている。


それは歯周病かもしれません。
3歳以上のワンちゃん・ネコちゃんの80%以上が何らかの歯周病を持っていると言われています。

口の中を見てください。
犬歯(牙)や臼歯(奥歯)が画像のようになっていませんか?
この歯の表面にこびりついた塊が歯石です。

歯石は歯垢にカルシウムがくっついてできたもので、
その名前の通り石のように固いものです。
歯垢のうちは柔らかいので歯磨きなどで取ることができますが、
歯石になってしまうと簡単には取れません。

続きます。