歯石9
実は3歳以上のワンちゃん・ネコちゃんの8割以上が何らかの歯周病を持っていると言われています。
最初に書いたような症状の他にも、
歯の根元ある血管から細菌が血液の流れに乗って移動し、
心臓、肝臓、腎臓などに深刻な病気を引き起こすこともあります。
そうなると、単純に歯や口の中だけの問題では済まず、
生命の危機につながることもあり得るのです。
たかが歯石と侮らず口の中も気にしてあげてください。
歯石8
歯石になってしまうとこすったぐらいでは取れません。
スケーラーという器具や機械を使って石のようになった歯石を砕いていきます。
歯の表面に付いた歯石を取ることももちろんですが、
一番重要なのは歯と歯肉の間(歯周ポケット)に付いた歯石を取ることです。
写真はグラグラしていて抜くしかなかった歯ですが、
本来なら歯肉に隠れているはずの歯根部にまで歯石が付いているのがわかります。
どれだけ歯の表面をきれいにしても、この部分に歯石が残っていると何にもなりません。
歯医者さんで歯石を取った経験がある方ならおわかりいただけると思いますが、
この部分の歯石を取るにはどうしても痛みを伴います。
人間ならば局所麻酔で取ることができますが、
ワンちゃん・ネコちゃんの場合はそうもいきません。
ワンちゃん・ネコちゃんにとって安全に行うためにも、
きちんと歯石を取るためにも、
どうしても全身麻酔が必要となってしまいます。
5歳以上の子は麻酔の障害となる異常がないか、事前に胸のレントゲンや血液検査が必要です。
続きます。

