カッサフォルテ犬猫コラム -109ページ目

7歳以上の子には

前回まで秋の健康診断キャンペーンで実施している血液検査の項目をご紹介してきました。
これに加えて、
7歳以上のワンちゃん・ネコちゃん向けのシニアコースハイシニアコースには高齢になると増えてくる病気を診断できる項目を追加しています。

高齢のワンちゃんで増えてくる病気と言えば心臓病です。
少し前にここでも記事にしましたが、
小型、中型のワンちゃんで僧帽弁閉鎖不全症が増えてきます。
シニアコースでは心臓の肥大がないか確認するために胸のレントゲンを撮ります。

高齢のネコちゃんで増えるのは何と言っても慢性腎臓病です。
シニアコースでは腎臓病を今までよりも早く検出できる検査を組み込みました。

そして、ワンちゃんでもネコちゃんでも甲状腺の病気も増えます。
ワンちゃんでは甲状腺機能低下症
ネコちゃんでは甲状腺機能亢進症がよく見られます。
ハイシニアコースにはこれらの検査を組み込みました。

具体的にどんな検査なのかを次回からお話ししたいと思います。

血液生化学5

続きです。

ナトリウム
体の水分を調節する働きがあります。
脱水などで高くなり、副腎皮質機能低下症などで低くなります。

カリウム
神経や筋肉の働きに関係しています。
高過ぎると心臓の動きに影響が出ます。
低いと神経の麻痺などが出ます。
腎臓病、副腎皮質機能低下症などの時に高くなり、
嘔吐や下痢があると低くなります。

クロール
ほとんどがナトリウムと一緒に存在していて、
同じように変動します。

血液生化学4

血液検査の続きです。

カルシウム
骨や歯の成分で、筋肉の収縮や血液が固まるのに関与します。
上皮小体機能亢進症やある種の腫瘍で高くなり、
上皮小体機能低下症、腎臓病などで低くなります。

無機リン
80%以上が骨に含まれており、骨の代謝に関係しています。
上皮小体機能低下症や腎臓病で高くなり、
上皮小体機能亢進症で低くなります。
カルシウムと逆ですね。

血糖 (GLU)
血液中のブドウ糖の濃度で糖値として知られています。
糖尿病や副腎皮質機能亢進症などで高くなり、
インスリノーマという腫瘍では低くなります。
ネコちゃんの場合はストレスによって一時的に高くなることがあります。