無料楽譜作成ソフトMuseSocreでCASIOPEAのバンド譜を作るのが趣味の私。

 

 

 

老後のすべての時間をCASIOPEAのライブ演奏の耳コピ、及び演奏動画を解析するに至った経緯は以下が詳しい。

 

 

正直、耳コピは「しんどい」。特に「和音」は体調によって左右されて、「前は聴こえたけど、今はまったく聴こえない」という現象が起こる。例えば今回の投稿のタイトルにあるCASIOPEA「Conjunction」。演奏動画が見られる「PERFECT LIVE」が楽譜作りの目標。

 

  

 

私の本職はキーボード。Bメロでの和音が最近まったく聴こえなくなってしまった。聴こえていた当時も何度も「耳コピし直し」を行うほど、私にとって超難関の和音。他のライブ演奏も参考にしつつ、「回り道」しつつの解析。

 

本日の投稿はタイトルとおり、CASIOPEA「Conjunction」のエンディングで演奏されるドラムのフィル・イン解析である。

 

  

 

まずは参考音源確認。DVD「PERFECT LIVE」ではまったく撮影されていない。同時期のライブ動画も存在しない。私にとって「非常事態」と言ってよい。参考に同時期のライブ音源を以下に挙げておく。「PERFECT LIVE」の耳コピに挫折しそうになったときの「強い味方」である。他のライブ音源はフィル・インのパターンが異なる。ちなみに私のポリシーであるが、アルバム「SUN SUN」に収録されているスタジオ・バージョンには興味が無い。あくまでもアマチュアがライブで演奏するために、御本人ライブ演奏の「お手本楽譜」を作りたい。市販楽譜は頼りにならない。私はライブ・バージョンのみの「CASIOPEAの追っかけ」である。

 

・1986年8月30日 よみうりランドオープンシアターEAST

・1986年9月20日 NHK Session 86

・1986年12月24日 NHKホール

・1987年2月5日 六本木 PIT INN

(ちなみに「PERFECT LIVE」は1986年12月27日の演奏)

 

YouTubeにアップされているアマチュアの演奏は参考に出来るか?既出のDVD「PERFECT LIVE」ではまったく撮影されていない』により、戦国時代の真田信繁(幸村)や前田利益(慶次)の文献記載が小ないので、作家の創作意欲を掻き立てるがごとく、日本人のアマチュアも海外の方もこの「Conjunction」のエンディング・フィル・インは「やりたいように」演奏している。リズムがまるで違う。私の信念である「上手になりたければプロそっくりに真似よ」に従えば、残念ながら参考にならない。アマチュア自身の感性に従っていては「芸術的に『聴かせる』プロの技法」は学べない。

 

  

 

一方、プロでライブ・ハウスのオーナーであるドラマーの方がゆっくりしたテンポで演奏してくれていた。特にスネア・ドラムのロール、ゴースト・ノートが目に見えるのは有難い。私には聴き取れない苦手箇所。これを現在、曲全編に対して楽譜化作業中。このプロ・ドラマーの方を基本情報として、ドラム専門外の私が耳コピで修正を加える。

 

既出のプロ・ドラマーの方の楽譜化がエンディングのみ終わり、今度は私が耳コピを実施した。パソコンの機能を駆使して、低速再生やイコライザー「低音域強調最強」、1オクターブ下、AIによる他の楽器削除(リムーブ)音源などを聴いた。これらの「聴き方」が「正解」から遠ざける行為なのかもしれないが、手立て乏しい現状。先に進むしかない。ただ、これらの「聴き方」はドラムのタムの「残響」が消されて、タムの「核」や「芯」の音のみが聴こえるので、残響で不明瞭な細かいリズムを解析出来ること。また、今回新しい試みとして楽譜ソフト「MuseScore」の音色「Melodic Tom」を使用。タムの音程を音源と比較。「同じ高さのタムはこれとこれ」と言った風に同一タムを特定。以下の結果を得た。

 

 

上の表は御本人のタム3種類、フロア・タム2種類の分布図。すべてのセルを16分音符と想定。斜線は32分音符。「32分音符は片手で叩いているのでは?」という音の印象。

 

注意:今のところ、御本人タムの種類までは特定出来ていない。「PERFECT LIVE」の長尺ドラム・ソロで個々のタムだけを叩く動画を発見。同様の解析・比較をしてタムの種類を特定しようとしたが、段取り悪く失敗。次回再挑戦したい。

 

最下段はバス・ドラム。これは解析済み。最上段のタムは未使用、タム2,3とフロア・タム1の3種類をメインで使用と結論が出るまでの「仮設定」とした。それでも表を眺めると『「ひと塊」のパターンが演奏タイミングをずらしながら繰り返されている』となった。最後は「ごちゃごちゃ」して聴き取れない箇所。既出のパソコンのお世話になったが、同一タム特定も難しく、現段階では「徐々に別のタムに移行する」とした。

 

ここで御本人の基本ドラム・セットと上記の「Tom 1」等の対応を以下に示す。

 

 

以下に鮮明なドラム・セットも掲載しておく。

 

 

CASIOPEA好きのアマチュア・ドラマーの方。本気で解析して私に教えて欲しい。CASIOPEA「Zoom」の「田植え奏法」は「PERFECT LIVE」にて全編撮影されていたから、私が解析出来た。

 

この「PERFECT LIVE」の「PERFECT LIVE」、すなわち「素材動画集」はどこかに存在するのだろうか?特に「PERFECT LIVE」は全曲真上固定でのカメラ撮影をしているはず。近年は「マルチ・アングル」と称して、ひとつ楽器だけのカメラ・アングルを「サービス動画」として収録されている。CASIOPEAの事務所は火災になったことがあり、過去の素材は全て消失したとどこかの記事で読んだ記憶がある。すべてはDVD「PERFECT LIVE」ではまったく撮影されていない』から始まっていると「いちゃもん」を付けて、今回の投稿は終了させてもらう。

 

(掲載終了)