何十年ぶりかに面接行った。面接する側の経験は豊富だが、される側は前職のときくらい…そのときはまだ30代だったのもあり、受かる前提の気持ちで行ってた。


アレからもう10年以上経ったのか…と月日の早さを感じつつ、唯一残しておいた昔の営業スーツを引っ張り出してお着替え。ちなみに俺のなかで"スーツはズボンの縦線が命"なのは今も昔も変わらない。意識して吊るしてたのでキッチリアイロン線は残ってる。ヨシ。


電車に揺られて10分ほど、お世辞にも綺麗とは言えない、むしろボロい事務所に歴史を感じる地方のタクシー会社に到着する。


ちなみに選んだ理由は

  • 通勤が楽(最悪徒歩やチャリ通できる)
  • 地元だから土地勘ある
  • 働いてる人少なそう
  • 紹介サイトの祝金が高めの10万だった

とりあえず不採用ならトラック運転手の保険もあるし、話だけでも聞いとこ…的なレベルではあった。なのであまり気負いもなく、移動の電車のなかでも(うわぁ…日本人ほとんど居ないジャン…なにこの国どうなってんの)とかそんなことしか考えてなかった。

伺った先ではすぐ面接が始まり、まず基本的な流れを聞かされ、こちらの身上についてはあまり聞かれなかった。ドライバー不足が目下の悩みである時代、とりあえず免許などの書類上の必要条件さえ揃えば誰でもいいのであろう…そう感じていた。

とにかく変則的な勤務時間かつ自営的に歩合で稼がないとならない、このことをさまざまな言い回しで伝えてるイメージ。

この辺は事前に調べていた内容通りで違和感なく、また「GPSで現在地は把握するが指示や管理などはしない」と断言され、長時間拘束のなかでも暇を与えない過去のブラック企業勤務に比べたらかなりマシだと思えた。

唯一気になった2種免許取得については、まず約2日間に渡り市内の教習所、その後3日間はさらに遠い場所にある専用の教習所、それを経て再び最初の市内にある教習所にて試験を受けるらしい。

合格率は割合では教えてくれなかったが、人により2〜3回再試験を受けることも珍しくないとのこと。受かったら今度は協会の講習を2日間受けて地理試験に合格したら晴れてデビューできるようだ。

だいたいどこも2週間程度と表記されていたが、予定の段取りがスムーズにいき、早い人だと1週間くらいで終えるカリキュラムなのかな?

そして"教習所に行くアシがない"ことを伝えると、朝いくとき事務所に寄れば営業車を貸してくれるらしいつまりタクシーで通うことになりそうだが、車に慣れる意味でもイイのかもしれないなぁと感じる。

30分ほど話して終了。代表者が不在のため、結果は2日の日に伝えるとのこと。

絶対受かるとかいう自信や慢心などはもちろんないけど、なんとなく落ちる気はしないまま帰ってタクシー関連のポストなどを見て予習。

そして本日午前に連絡があり

ご縁がなかった」というワードで我に帰る。

無事死亡

しかし、タクシー会社の面接落ちるってわりかしアレだよね?俺って社会的にはそんなにヤバいヤツなのか…と改めて自覚する。

理由はいろいろあるだろうけど、反省の意味も含め考察すると、面接の際の感触から免許や年齢的には問題なかったはず。面接してくれた人の対応としても30分以上話をしていたので、そこまで悪い印象ではなかったと思えた。

しかしながら地場産業ということで前職のあのクソジジイオーナーの息がかかるリスクはあったし、もしかしたらどっかでそこの運ちゃんと揉めてた過去もあるかもしれない←コレならかなり自業自得

その点は致しかたなしで、まぁしゃーねーかって自分のなかで割り切れる理由にもなった。とりあえず他受けてダメなら自分に問題あり確定なんだろけど、もし他でOK出たらクソジジイの嫌がらせの可能性は否めない。あいつならマジやりかねんし、実際に他の人にやってたからなぁ。

とはいえ、これから先もいったい何社落ちるのか…不安が強くなるものの、もう年齢的に時間経つほど余計にヤバくなるので進むしかない。

こんなとこで就労を諦めてしまわないよう、もういっそブログで落ちる日々すらネタにして行こうと決意した次第でありんす。

50手前の無職(ナマポ民)が仕事を手に入れるために頑張る物語を綴ることになるなんて、昔の俺が知ったらきっと泣いちゃうだろうな。