ハワイに行ったら「韓国人であふれていた」…! “ウォン安”なのに「旅行しまくり」韓国の“すごい現 | かじのだんじょん★アメブロ支店

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Casinodungeonというサイトの管理人たちの日常や実践記など、本家では書けないことを書いていこうかなと思います。

「ウォン安」だけど…

日本と同じく、韓国も米ドルに対するウォン安が続き、今は欧米への旅行は決してお得という時期ではない。

そんな中でも、こぞってハワイに行っているという話は驚きである反面、「ウォン安なんか関係ない」と言わんばかりに強気で海外旅行に行くことにある意味感心もさせられる。なぜなら、前述の通りウォン安であることに加えて、韓国内の経済も物価高騰などにより冷え込んでいるからである。

それでも、デパートやアウトレットはいつも買い物客でにぎわい、海外旅行もコロナ禍以前を思わせるような盛況になりつつある。

「景気が悪い」と言いながらも、今後を見越して節約や過度の我慢をするよりも「楽しみたい時に楽しむ」ということを実行する韓国人の国民性とも言える。

そういう意味では何だかんだ言いながらも経済が回っているとも感じられる反面、それはそれで後先をあまり考えていないという意味では怖くもあるのだが……。

「NO JAPAN」はどうなった…?

そして、何と言っても人気の旅行先はやはり日本である。それまでも日本は人気の旅行先として安定した人気を保っていたものの、それを停滞させたのが文在寅(ムン・ジェイン)前政権でのNO JAPANであった。

文前政権はNO JAPANの正当性を強調し、それにマスコミも追随するかのような報道で、日本との航空便は相次いで運休や減便、旅行者そのものが激減する事態となった。その後は新型コロナの影響が長引いたことから3年以上にわたって日本への旅行はおろか、行き来するら困難な状況となっていたのである。

尹錫悦(ユン・ソギョル)氏が大統領に就任したことで韓国入国に関する規制を大幅に緩和する動きが加速、韓国と日本を結ぶ航空便についても次々と再開された。

日本側も事実上、海外からの観光客の受け入れを容認したことで韓国でも歓迎や歓喜の声が上がったのである。そして、現在特に人気の行き先となっているのが福岡と大阪である。

 

福岡」がアツい!

大阪はもとよりコロナ前から人気があったものの、福岡については以前にも増して注目度が高まっている。

特に福岡とは距離が近い、第2の都市・釜山からは現在成田や関空便よりも福岡便がダントツに多く一日11便が運行されているほか、長いこと航路が閉ざされてきた高速船とフェリーも再開の運びとなり、ますます福岡への注目と人気に拍車がかかりそうである。

 

そんな日本旅行人気の復活に一役買っているのが 「日本に住む日本人が韓国語で日本の情報を発信するYou Tubeチャンネル」である。中でも、「福岡アジョシ(アジョシは日本語で「おじさん」の意)」と「大阪に住む人々」のチャンネルは韓国人視聴者達から絶大な人気を得て、日本のマスコミにも注目されている。

「福岡アジョシ」は福岡在住の日本人You Tuberの冨永拓馬氏が制作進行し、福岡にある食堂やカフェ、宿の情報を紹介している。筆者の韓国人の友人もこのチャンネルのファンで、よく福岡の話をしていたので、先日、日本に一時帰国した際に情報番組で「福岡アジョシ」のことが取り上げているのを見て「これか」と納得したのであった。

「福岡アジョシ」で紹介する情報はグルメ関係が多いものの、例えば「女子旅にぴったりの焼き鳥屋」といったコンセプトであれば女子旅向けにといった感じで、カップル、一人旅など状況に応じて様々な店を紹介していることも、「旅行をイメージしやすくわかりやすい」と好評を得ている。

 

韓国で人気の「YouTube」

もう一方のチャンネル「大阪に住む人々」。こちらは大阪にある不動産会社の社長の大川氏と社員達によるチャンネルであり、大阪の不動産事情やおすすめスポットや飲食店の紹介を日韓の文化の違いなども交えながらしている。

中でも「部長」の松田氏は流暢に韓国語を操るほか、ノリが良い陽気なキャラがウケて、今は韓国の宿泊、航空券の検索予約アプリ「ヨギオッテ」のCMにタレントのみちょぱや韓国で活動する外国人タレント達と共に出演しているほどの人気ぶりである。

 

どちらのチャンネルもガイドブックや旅行サイトにあるようなありきたりなものばかりではなく、韓国人の好みや流行をとらえ、リアリティのある日本の情報を発信しているのが見いていて面白いし、「行ってみたい」という気分にさせてくれる。

また、冨永氏も松田氏も韓国語を活かして「韓国語を使った韓国人向けのチャンネル」というのもアドバンテージと言えるだろう。

前出の代表的なYou Tubeチャンネルの他にも、「韓国人に向けて日本を紹介するチャンネル」は多く存在していて現在、韓国では人気コンテンツなのである。

やっぱり日本が大好き

テレビではすべてを伝えるには制限もあり、断片的にしか伝わらないこともあるが、日本に関連したYouTubeチャンネルが韓国でこれだけ注目を集めているということは、何だかんだありながらも、やはり日本に対して関心や好意を持っているということの現れであるかもしれない。

 

韓国の人々にとって海外旅行はコロナ禍で抑制された時間を取り戻すための待ち望んでいた時であり、日本をはじめ、さらに海外旅行ブームは加速しそうである。