猿を見た。
山猿の習性を垣間見た。
一匹の猿が、別の猿を襲った。
数匹が同時に発狂した。
ボスザルはどれかわからなかった。
猿を見ていると、人の習性の勉強になる。
猿の指には爪があった。
至近距離で見たことがなかった。
爪を爪切りで切っているとは思えない。
人も昔は爪が伸びなかったのだろうかと気になった。
栗林先生の言っていたことがわかった。
以下、戦後直後の話であって、現在の話ではありません。
山猿はな、ヤクザや。 グルでやって来よる。
猿はヤクザだったんだ。 いや、ヤクザは猿だったんだ。
カッと来て、情緒をコントロールできなくて、グループ同士、グループ内で抗争をしている。
さらに、栗林先生の猿退治の話を思い出した。
猿とは、食べ物の取り合いをしとった。
どっちが先に果物を取るか、死活問題や。
秋になったらな。 柿をあいつらグループで取りに来よる。
襲ってくるんや。
猿はな、ボスをやっつけるんがええんや。
あいつら、ヤクザと一緒で皆でかかって来よるから、危険や。
あのな、どないしてやるか知ってるか。
いえ、知りません。。
火を焚いたら、灰ができるやろ。 あれをな。百姓からかっぱらって来た唐辛子を擦って、混ぜて、ボス猿がきたときに目に投げつけるんや。
そしたらな。 猿は目が見えんようになってな。
その間に長い樫の木の棒の先っぽに五寸釘を結びつけてな。 その棒をわしの腕にぐるぐると巻いて外れん用にするんや。 猿に棒を取られたら終わりや。
それでガツンとやったら死におる。
人は、猿を殺したら、祟るというけどな。 なんの祟りもあらへん。
その後な、首を切って棒の先にくくりつけて、ほかの猿に見せたら、わしのいうこと聞きおる。 誰もかかってこん。
今から、60年前に嵯峨野の山に入られて、
すぐに現在の酵素浴の元を発見され、
26年間、自給自足の生活を山の中で続けられたのである。
自然はわしの先生や。
自然から教えてもらったことが仰山ある。
植物は動物より、生存競争が激しい。
翌年になったら、すべて入れ替わりよる。
嵐が来たり、大雨が降ったら、動物はどうしてるか知ってるか。
動物は、雨が止むまでじっとして待っとる。
動物は食べ物を探して、食べて、そのあとは遊んどる。
人は景気が悪くなってあがいたらあかん。 じっと腰を据えて待ってたらええ。
動物は生きている限り、交尾して、子供を作りよる。
子供ができんようになったら、動物は死ぬ。
人だけや、子供ができなくなっても生きてるのはな。
もちろん、人によるが、人のリビドーは80歳でも衰えを知らず、
老人ホームや介護施設でもエロオヤジは一番人気である。
栗林先生は松下幸之助氏に山猿と呼ばれていた。
おい電気屋。おい山猿という仲だったそうである。
それ以上のことは書けない内容なので記載しない。
人ほど、道具なしでは弱い動物はいない。
どの動物と戦っても生身の人は負けるだろう。
弱いから、頭脳を進化させた。
弱いから、道具を見出した。
弱いから、文明を作り出し、今の人の生活となった。
猿と人間の違いは何か。と、
マルチビリオンダラーカンパニーの経営者、牛若丸金玉郎氏が世界人類学学会で論文を発表したのは有名である。
コイタスにおいて、道具を使えるかどうかである。
高等動物の頂点とも言える猿はコイタスをプレジャーでするかどうかは専門家ではないので知らない。
さらに、小生は猿を飼ったことがないので身近で猿を目撃することはない。
猿に似たチンピラ、チンカスはアメリカでも日本でも目撃するが、
かかわらないのが一番である。
猿に対する警告は、目を見ないように。とある。
人の世界でも同じである。 チンカスは目を見ると、
姫路地方では、何メンチ切ってるねんと言いがかりをつけてくる。
つまり、
職業としてのチンピラ、チンカス、ヤクザは、猿と同じレベルである。
猿はコイタスで道具を使いこなせない。
人はコイタスの前に薬を飲んだり道具を使いこなしたりしている。
山猿を見て、ピーナツの皮を剥いて食べる猿は目撃したが、指を駆使してコイタスをする猿は見たことがない。
猿は猿を超えることはできない。
チンピラ、チンカス、ヤクザのコイタスは、猿レベルの手抜きコイタスなのであろうと結論づけられる。
猿を敬い、自分が人であることに感謝しよう。