裕福度は期間で測る。 | ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

(旧タイトル、NYと六本木ヒルズに住む経営者のひとりごと) 
ニューヨークと東京で会社を経営してます。 NYがベースで、年間10回以上、NYー東京間を往復しています。 アメリカ生活が30年以上になるので、日本にいると沢山の驚きがあります。そんな驚きを綴っています。

朝の自宅ジムでトレーニングしながら記載。

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20年前に購入したロレックス。

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一つは親族に差し上げていて今年20年ぶりに返してもらった。もう一つは引き出しの中に閉まってあった。


今回の日本滞在中にCITIZENの電波時計が10年経って完全に壊れたので、新しい時計を買うより、昔の時計を見直して使うことにした。


過去に持っていた変なプライドを捨てたら違う世界が見えてきた。


ロレックス時計を購入した頃はサラリーマンから起業して数年後だった。一気に売上が伸びて、サラリーマン時代に憧れだったロレックスを購入した。 すると当時周りを見たらロレックスをしていたのはサラリーマンばかりだった。


サラリーマンでも購入出来るサラリーマンブランド、ロレックスと勝手に先入観ができた。 皆と同じことが嫌いでロレックスを外しゼニスに変えた。それからブランドの時計はやめて、ワザとSEIKOCITIZENの電波時計にしていた。 つまらない時計のブランドで競い合いたくなかったからである。


嫌な人の考えであった。 


車は、BMW、メルセデス、アウディ、レクサスだけ乗り換え、今年2月まで、過去20数年間乗った。  

 

しかし、今は20年落ちのロレックスをはめ、トヨタ車二台で満足している。


状況に適応するのに10年かかった。


リーマンショックが起きたのは20088月。


翌月社員全員でロックフェラーセンターのかつてあったメンバークラブ、レインボールームの特別室で、ゴージャスな食事をしていた。食事会をすれば必ず言っていいほど、翌月の売り上げが落ちる。笑


2001911日、同時多発テロが起き、その後のイミグレーションの政策が変わり、外国人に対する締め付けが厳しくなってきた。


オバマ政権のイミグレーション対策が余計に外国人を排除していった。 トランプ政権になってより外国人排除が顕著になった。


合法的に働ける日本人がアメリカで激減していった。自社での採用にも非常に苦労している。 永住権を持っていなければアメリカで仕事ができなくなってきた。労働ビザのスポンサーシップはほぼ不可能である。


日本人でアメリカの永住権を持っている人たちの年齢層が上がって高齢化が進んでいる。5060歳でも就職を希望し就職するのはニューヨークでは可能である。永住権もしくは市民権を持っている人のみである。


マーケットのシフトに対応するため、200611月に東京オフィスを設立した。しかし2年後にリーマンショックが起きた。プライベートイクイティファンドの関連事業を行っていた。  マーケットが崩れたと同時にもともとうまくいってなかった事業が悪化した。


その後ディビジョンを閉鎖。日本の社員を全員解雇。


様々な新規事業を行ってきた。そのうちの一つが今でも残っているが、2014年に東京オフィスを閉鎖。


詳細は省くが、その頃から3年間の長い修行が始まった。 


売り上げが伸びる時は奇跡的に伸びることもあるが、売り上げが伸びない時は必ず理由がある。


リーマンショック前とさほどライフスタイルは変わっていないが、最近の個人の収入は当時の30分の1以下である。 


裕福度は、


収入がなくなってからどれぐらいの期間サバイブできるかで測る。


いくら持っているかではない。


まだ、ロレックスを売ってないし、、

今のところサバイブできてるから、いいほうか。笑


今週から真剣に仕事をするので、Facebook並びにブログの投稿がミニマムになります。


ゴールドマンサックスの動画のMichael Bloombergのコメントはインスパイアリングでした。


趣味ブログをお読みいただきありがとうございます。



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8/2014-8/2017はフェイスブックのみへの投稿です。