台湾行きフライトの中で。 | ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

ニューヨークと東京に暮らす変な経営者のひとりごと

(旧タイトル、NYと六本木ヒルズに住む経営者のひとりごと) 
ニューヨークと東京で会社を経営してます。 NYがベースで、年間10回以上、NYー東京間を往復しています。 アメリカ生活が30年以上になるので、日本にいると沢山の驚きがあります。そんな驚きを綴っています。

フライトの中でのエピソード

もう、台湾には到着しましたが、機内で綴ったものを載せます。 



今、日本の航空会社に乗り、台湾に向かっている。

成田空港を出発する時、中国人の親子が機内に乗り込むまでの通路の前を歩いていた。

ばさばさ髪の30歳前半のオヤジ。 

2-4歳の子供が二人とその妻。

何か、殺気を感じたので、歩いて追い越した。

オヤジは、日本語もしゃべってる様だった。

台湾行きの機材はボーイング737小型機だ。

エコノミー席とビジネス席しかない。

ビジネスとエコノミー席がカーテンの向こうだ。

NY線に乗り馴れている私には違和感がある。

アメリカの国内線の大きさ程度だ。

離陸してから、1時間以内。 



ビジネス席には9人の乗客。

離陸してシートベルトサインがオフになってから、

ビジネス席とエコノミー席の間にカーテンがひかれた。

機内食が開始。 

どこからともなく現れた乗客が前方の厠の前に並んでいる。

ビジネス客は着席したままだ。

カーテンを開けて、エコノミー席の乗客が流れ込んで来ている。

ボサボサ髪のオヤジの妻が先頭をきって、

厠に入った。 出て来ない。

15分後ぐらいに子供とでてきた。

その後、白髪の爺さんや白髪婆さんが続く。

ビジネス席用の厠の前に人が途絶えない。

ボサボサ髪オヤジが子供連れ、何度も入った。

ビジネス席の通路隔てた白髪爺さんが、

伴侶が厠に行こうとした時に、

厠が一杯なのを、後ろのエコノミー席との間の

カーテンを指差して、何かを伝えている。


人というのは面白い。

誰かが突破口を作ってしまうと、

それでいいという常識が出来上がる。

マナー的にはよく考えたらわかることだが、

考える思考のレベルの異なる人達がいる。

こういう人達には、まともに言っても伝わらない。


ビジネス席に座ってる人は、

少なくともエコノミー席の3倍の金を払っている。

行きたい時に厠に行けるのもメリットのひとつである。


そんなケチくさいことを言うなとおっしゃる方がいるかも知れない。


ならば、3倍のコストを払って乗って、

厠に行こうとして、3分の1のコストしか払ってない乗客が溢れて、

厠を使う事ができなかったら、それこそ、Pissed offだろう。 

私は我慢をつづけ通すような人格者ではない。


pissをするのに、piss off されていて、黙っているのにも限度がある。

と思ったら、厠へのラインが途絶えた。 

CAが何か言ったのかどうかはわからない。



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カーテンの向こうには、


カーテンの向こうには立ち入らないでください。

みたいなコメントがNY線にはかかれてある。はず。


エコノミー席に乗った時は、私はエコノミー席のルールに従い、

エコノミー席の厠を使う。 それがマナーだ。


CAも強く言えないのかも知れないが、

ビジネス客にとっては、失礼なインシデントだろう。


25年以上前に、エコノミー席にいて、寝ぼけて、

ビジネス席のカーテンを開けて厠に行こうとした時、

白人の婆さんCAが、

There is a reason why there is a curtain. と言った。

North Wxxxエアラインだったのをはっきりと覚えている。

こうやって、機内で文書を打っている私に対して、

非常にナイスな対応をしてくれるCA。 大変好意的に感じる。

既に,紅茶with lemon を四杯飲んだ。

そろそろ、膀胱に小便が溜って来た。

放尿のタイミングを見計らう必要もなく、

エコノミー席からの乗客ラインは断ち切れた。 

今、エコノミー席の乗客がビジネス厠を使おうとしたら、

CAに拒絶されて、カーテンの向こうに戻って行った。

これが、資本主義の原点だろう。




あまり上品な英語表現ではないが、

I am going to take a piss.
I am going to take a leak.

男だったら言っても大丈夫だ。

または、子供向けには、peeという単語を用いる。 

女性なら、

I would like to go to a bathroom(Lady's room) .程度が適切かも知れない。




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英語表現で、

怒った時に、

You piss me off. という。 お前はオレを怒らせた。 直訳。 
受動的にいうと、 

I got pissed off. という。

言う必要はないが、聞いても分かる方が映画は面白いだろう。   

変則型として、

I got so pissed off. You made me pissed off.




もうひとつ、慣用表現で、

お元気ですか。 どう元気? 最近。どう? という時につかう表現で、

What's up? というカジュアル英語がある。   

実際には、

's up?

ツアップ としか聞こえない。 

そう聞かれた時には、

The same old shit.
特に何も際立った事はないよ。


と答えると、聞いた相手は喜んでくれる。 しかし、汚い表現ではある。

この表現は、

The same old thing. からの変形である。


ツアプ

The セーム オー シッ 

しか聞こえない。 



と英語表現になってしまったが、

元のフライト状況に戻していうと、


どうやら、フライトアテンダントが、

カーテンの向こうは Off limit と

エコノミー席の空気の読めない乗客に、

教育をしたのだろう。

パタリと、エコノミー席厠波動が断ち切れた。


さて、そろそろ、小生も小便に行って来ることにする。


あと1時間で台湾に到着だ。