初めて乗る路線でどの駅で降りるのか、この路線があってるのかもわからない状態で何駅か過ぎたところ、
嫌な予感は当たるもので、全く違う路線に乗ってしまっていることに気付いたのだが…
駅員さんはこの路線で目的の駅へ向かうといったのだ。
何が正しいのやら分からなくなってしまいそわそわしていたら親切そうな老夫婦がどうしたのか?と聞いてくれた。
ことの事情を説明したところ、同じ路線なのだが、急行に乗ってしまいその駅を通り過ぎてしまうとのこと。
そんなと思ってる先に降りなければならない駅に到着してしまいさあパニックである。
急がねばと、思ったところ私が乗っていたのは3人席の窓際。老夫婦の動きは遅く、中々出られず焦る始末。
そんな矢先ドアが閉まるサイン。
あかん。間に合わん…
これを降り過ごすわけにはいかん。
諦めかけたその時。
老紳士が叫んだ。
「まだ降りる奴がおるんじゃー!!!」
その伝令は乗客全員への伝令のごとく伝わり、乗車口付近のおじさんが身体半分を外に出し、
「まだ人おるんやー!!閉めんなやー!!ボケー!!!」
とプラットホームに響き渡る怒声をかましたのだ。
皆々様のチームワークによりなんとか降りることもでき、窓から全員に手を振られ、こちらはこちらで手を振り返したのだが、
プラットホームの駅員、電車を待つ人々から冷たい視線を浴びたのは仕方がないこと。
次の電車が来るまでの30分。
この冷たい視線に耐えたのであった。