皆様、「ブリア・サヴァラン」というチーズはご存知でしょうか?
白カビを纏っているものと表皮がないものの2種類あります。
白カビがついている方が”アフィネ”(Affinee)という表記がつきます。
チーズのタイプでいえば、トリプルクリームという製法で造られた比較的新しい製造法のチーズです。
通常、チーズは原料乳に乳酸菌をいれて、乳酸発酵させて作っていきますが、ダブルクリームやトリプルクリーム製法の場合は、クリーム(乳脂肪分)を添加します。
クリームを添加しないナチュラルチーズは大体”全固形成分中:45%”ですが、ダブルクリームは約65%、トリプルクリームで75%以上というかなりクリーム(乳脂肪分)成分が多いチーズだと分かります。
このようなチーズの特徴は、非常にリッチな味わいで発酵バターのような風味を持ちます。
表皮がついていないブリア・サヴァランは特に強い酸味とバターの風味がします。
白カビを付けた”ブリア・サヴァラン アフィネ”は、酸味がまろやかにあり、熟成がすすむとトロトロになり、バターのような風味はなくなっていき、魅惑的な甘みを帯びてきます…私はこのような熟成をしたブリア・サヴァランが大好きです!
しかし、脂肪分が多いのでダイエット中の方や、カロリーを気にしている方は、敬遠されるかもしれませんね…
でも、待ってください‼
全固形成分中ということは、チーズから水分を完全に除いた成分という意味で、ソフトタイプのブリア・サヴァランは水分が多く全重量中:乳脂肪 約35%ほど❣
これは、ハードタイプのコンテチーズとほぼ同等です。
ですので、普通のチーズと変わらないので、気軽に楽しめるチーズです!
さて、ここから”ブリア・サヴァラン”という名の由来を説明していきますが、小難しくなるので、興味がない方はここは読まずに飛ばしてください。
ブリア・サヴァラン-Brrilat Savarin-
実は、この名は18世紀後半から19世紀初頭にフランスで活動していた弁護士であり、判事だった”ジャン・アンテルム・ブリヤ=サヴァラン”(Jean Anthelme Brillat-Savarin)に由来します。
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弁護士であり、資産家でもあった彼は大変な美食家でもありました。晩年に書かれた「味覚の生理学」という著作が大ヒットし、彼が美食家であることをフランス中に知らしめるようになりました。
また、彼は様々な格言を残しています。
・あなたが何を食べているかを教えてくれれば、あなたが何者かを教えます。Dis-moi ce que tu manges : je te dirai ce que tu es.
・チーズの入っていないデザートは、片目のない美少女のようなものです。Un dessert sans fromage, est une belle à qui il manque un œil.
・憤慨している人や酔っ払っている人は、食べ方も飲み方も知らない。 Ceux qui s'indigèrent ou qui s'enivrent, ne savent ni boire ni manger.
などなど、かなり上から目線の言い方ですが、日本でいうと北大路魯山人のような人物だったんでしょうかね…(笑)
そんな彼の名声にあやかろうとしたチーズ商がいました。
1890年に、パリにあるチーズ商デュブック家は、”エクシオール”というチーズを開発しました。
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当初はクリームが豊富なペーストチーズであるエクセルシオールをいくつかのチーズメーカーがチーズ製造業者に今のような形状になるように依頼し、1930年代にアンリアンドルーエによってブリアサヴァランと名付けられました。

クリーミーで濃厚なこのチーズは、シャンパンやブルゴーニュのピノ・ノワールなどと良く合います。
またクラッカーの上に塗って、キャビアをのせれば、贅沢なアペリティフにもなります。
まだ味わったことのない方は一度食べてみてください。
きっと満足すること間違いなしです!

