ポップ・ミュージックのトリコ -13ページ目

ポップ・ミュージックのトリコ

流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

1位 "DTMF" Bad Bunny

produce: MAG, T.Spry, SCOTT, JULiA LEWIS, La Paciencia

 

2位 "Baile Inolvidable" Bad Bunny

produce: MAG, La Paciencia, Big Jay, Julito, Elikai

 

3位 "Man I Need" Olivia Dean
produce: Z.Nahome

 

4位 "Choosin' Texas" Ella Langley

produce: E.Langley, B.West, M.Lambert

 

5位 "Nuevayol" Bad Bunny

produce: MAG, La Paciencia, J.Barreto

 

グラミー賞受賞で一大旋風を巻き起こしたバッド・バニーがNFLのハーフタイムショーにヘッドライナーで出演しての押上効果で1位に。

最近の彼はレゲトンというジャンルでは縛れないラティーナの血肉に根差した音楽を創作しています。

こういう役回りはかつて数年前までは米国のヒップホップ勢が展開していたはずですが、この曲を聴くと、いかに今のヒップホップがまだ失地回復の途上であるかを痛感します。

米国においてのNFLの凄さとバッド・バニーの凄さの両方を見せつける出来事です。

 

今週のピックアップ

 

"Voy a Llevarte Pa PR" Bad Bunny

バッド・バニー、もう一曲いきましょう。さすがグラミーの最優秀アルバム賞を獲得しただけあって、『Debi Tirar Mas Fotos』はいい曲がそろっています。

 

"Two Six" J. Cole

ニュー・アルバム『The Fall-Off』のリリースに伴いランクイン。

彼は本作をもって引退を宣言していますがその覚悟もうなづける素晴らしい作品。

バッド・バニー旋風が吹き荒れる中で、ちょっと地味な感じのリリースとはなっていますが、私はこのアルバムを聴いてすぐに気に入ってすでにヘビーローテーション中です。

 

"Poor Thang" J. Cole

Jコールは作品によってムラがあって、大好きなアーティストであるにも関わらず好きじゃないものも結構あるのですが、このアルバムはホント好きな感じのが多いです。この曲も彼らしいサンプリング曲のセンスが最高です。

 

"Dracula" Tame Impala

先日テーム・インパラのこの曲がラジオから流れてビックリ!

嬉しいですね。キチンとポップなテイストに仕上がってるので日本でもしっかり流れてほしい曲です。

 

"Old Dog" J. Cole & Petey Pablo

我慢しきれずもう一曲紹介。いやいやホント彼もベテランの域に達してきて、これはとても丁寧に作られた作品。外連味なくシンプルながら研ぎ澄まされたトラックを使って往年の名曲であるかのように仕上がっています。

 

"Til' You Can't" Kid Rock

バッド・バニーがヘッドライナーを務めたNFLのスーパーボウルのハーフタイムショーについて、ラティーノをヘッドライナーにしたことに不満を持つ人々がいて、その受け皿として、そのハーフタイムショーの裏番組として開催された”オール・アメリカン・ハーフタイム・ショー”。日本では紅白歌合戦の裏番組としてバラエティー番組やら演歌を中心とした歌番組やらが放送されますが、マーケティング的には似た発想なのでしょう。ただ、こういう”ヘイト・エコノミー”を狙ったビジネス”は人の心のネガティブな部分に訴えかけるビジネスでああるのでやっぱり難しいでしょうね。

かつては国民的番組に出ないのは若い世代のロッカーとか、フォークシンガーでしたが、この企画では逆にベテランのアーティストを中心に結集していました。いまや本流に反旗を翻すのはベテラン側。日本での最近の選挙しかり、世の中では主流と反主流の構成がずいぶん変わってきたものです。というか、かつての反主流を掲げていた人たちが今も反主流を訴えているのかもしれません。

さてこのおっちゃんたちの反乱のライブで人々の関心をさらったのはKid Rock。

何でもラッパー(ミクスチャー・ロック扱いだったかな)だった時の往年のヒット曲"Bawitdaba"のパフォーマンスでリップシンクがうまくいかず歌声と唇の動きが完全にズレているという様子が拡散してしまうという事態に。

まあ、私は生音ライブ至上主義ではないので、できればいい音で聴きたいから、ヘボい感じのパフォーマンスになるくらいならいいんとちゃうかな?って思うんですけどね。だってもう54歳の彼にこうした歌を生で歌わせてもアカンでしょう。そもそも元の音源自体かなりのオーバーダブなのでライブでの再現自体そもそも不可能な類い。

それよりもコーディ・ジョンソンの曲のカバーである"'Til You Can't"は現在の彼のちょっとしゃがれた感じのヴォーカルがいい感じで、このライブのトリに歌われたのも納得です。まあ、この騒動はヘイト・エコノミーに対して違和感を覚えた人々の矛先が彼に集中したという事件ということでしょう。

個人的には、民族の多様性に対抗する思想の多様性は”認められない危険な”多様性として封じ込めていいものかとか、閉鎖的な世界での吊るし上げに対する閉鎖的な世界での吊るし上げとか、正しいこととは何か?を人間が分かり合えないことの根幹を象徴している珍事に思えます。

いや、こんなことを言っていてはアナーキストか竹林の七賢に なるぐらいしかないから、それは駄目だよな。

 

さてこのKid Rock、一世を風靡したときからなんともトキシックなアーティストとしてあっという間に表舞台から消えてしまいましたが、私は"Picture"というシェリル・クロウとのデュエット曲が大好きです。

うまくいかない二人が別離の道を選ぶ歌かと思ったら最後はヨリを戻すために電話をする決意を双方がするという歌詞。

キッド・ロックとシェリルが最後に声をあわせて曰く

I swear I'll change my ways
I just called to say I want you to come back home
I just called to say, I love you come back home

私が今聴きたいのはこの歌かな。

 

今週はこのあたりで。

監督 バート・レイトン
原作 ドン・ウィンズロウ
脚本 バート・レイトン
ジャンル アクション/クライム/スリラー
 出演 クリス・ヘムズワース as デーヴィス
   マーク・ラファロ as ルー
   バリー・コーガン as オーマン

   ハル・ベリー as シャロン

撮影 エリック・アレクサンダー・ウィルソン 

編集 ヤコプ・セカー・シュールシンガー

上映アスペクト比 2.39 : 1

 

鑑賞方法
TOHOシネマズ ララポート門真(ドルビーシネマ)

 

2026年最初の鑑賞レポは『クライム101』を取り上げます。

今年からちょっと取り上げる映画のデータ情報を変えました。

上映された際のアスペクト比を出して、鑑賞した劇場名を公表することにします。

いままでは、「いきつけの劇場」 とかにしてたのですが、いい劇場が閉館して無くなってしまうこともあるわけですので、上映してくれた映画館にリスペクトも顕したいと思い、公表します。

 

そんな中、今回は門真にあるTOHOシネマズさんをチョイス。

1時間弱ほどかけて現地に向かいました。

ここはドルビーシネマがあるのでちょっと遠いけどお気に入りの映画館です。

 

さて映画館に入ってみるとなかなかの賑わい。クライムサスペンスという地味なジャンル映画にもかかわらず、しかも早朝の回なのに7割ぐらい席が埋まっていました。お客さんも若い人も多くて男女比も偏りはない感じ。いわゆる老若男女という感じです。

 

映画ファンっていうよりは、日曜日の午前中だけに週末どうしよっかなーとか考えながらフラッと立ち寄った商業施設で、とりあえずこれ観よっかと入ってきたお客さんが半分近くいそうな感じ。こういう感じいいですね。

 

さあ、いざ始まるとアマゾンのMGMロゴが。そう本作はアマゾン製作作品。だからこその豪華キャスト。クリス・ヘムズワースにマーク・ラファロというアベンジャーズでいうソーとハルクが共演で、そこに大好きな俳優バリー・コーガンが絡むというんだからそりゃ凄い。更にアカデミー賞女優のハル・ベリーが加わり、物語はこの4人の行動がぐるぐる絡み合って、どうなる?どうなる?ってハラハラしながら進むんですからこりゃたまりません。

金持ちからしか盗まないルパン3世のようなクリヘム扮するデーヴィスと、敏腕ながら組織の論理に与せず出世から無縁の一匹狼のベテラン刑事であるマーク・ラファロ扮するルーの対決はどちらにも勝ってほしいと思わせるバックグラウンドがあって、そこにハル・ベリーもこの二人のバックグラウンドに負けない強いストーリーを語られるので、味が濃い。それに加えてバリー・コーガンも想像以上にクリヘムに絡む展開で彼らしい独特の表情の演技もたっぷり披露。

加えてカーアクションもかなりの尺があり序盤から観客を飽きさせません。

刑事もののサスペンスなんて映像作品の中では、特にテレビドラマコンテンツとして量産されてるお決まりのフォーマットなのに、ここまでメガ盛りな内容だとまったく別物。しかも原作はドン・ウィンズロウ。米国のベストセラーのミステリー作家の小説が原作だから、ストーリーもメチャクチャ面白い。

 

これだけのお祭り騒ぎ的な内容なのにアマゾンMGM制作ということは、映画館でお客さんが入るかどうかはおまけの世界。いやいやアマゾンさん、怖いよ。

 

クライムスリラーということで、やはり夜のシーンが多いし、これだけの俳優の共演だから撮れ高も多くて、じっくり人物の背景も描くのでその分上映時間はこのジャンルにしては長いけれど、贅沢な映画を劇場のスクリーンで観る心地よさはやっぱり格別。

 

かつてアベンジャーズを子供のころから観て育った世代も今はオトナ。そんな彼らが観ても満足できるに違いない熟成された演技を楽しめる上質な鑑賞体験でした。

 

 

 

1位 "Choosin' Texas" Ella Langley

produce: E.Langley, B.West, M.Lambert

 

2位 "Man I Need" Olivia Dean
produce: Z.Nahome

 

3位 "Ordinary" Alex Warren
produce: A.Yaron

 

4位 "I Just Might" Bruno Mars
produce: Bruno Mars, D'Mile

 

5位 "Golden" HUNTR/X: EJAE, Audrey Nuna & REI AMI

produce: IDO, 24, TEDDY, I.Eisendrath

 

 

1位はエラ・ラングレイの"Choosin' Texas"!

おっとこれは!!

カントリーが1位ですね。

いやほんといい曲ですからねぇ。嬉しい!

 

 

今週のピックアップ

 

"The Great Divide" Noah Kahan

バーモント州出身の29歳ノア・カーン、4月24日発売予定のアルバム『The Great Divide』からタイトル曲のチャートインですね。こういうシンガー・ソングライター系のアーティストの曲が流行るというのは70年代初頭みたいで面白いです。

当時も今のように世界はキナ臭い時でしたが。それにしてもタイトルが”大分裂”。シャレてるのか皮肉が過ぎるのか?

 

"Secondhand" Don Toliver feat. Rema

トラヴィス・スコットの『Astroworld』への参加から注目を集めることになったドン・トリヴァーも31歳。カリ・ウチスと結婚して子供も授かってと幸せいっぱいな彼が1/30にリリースしたアルバム『Octane』からのトラックが今週のHOT100に大挙ランクイン。

そこから数曲ピックアップ。

まずはナイジェリアのアーティストであるRemaの参加曲。Remaはそう、あの"Calm Down"で一世を風靡したアーティストですね。

 

"Opposite" Don Toliver

もう一曲いきましょう。

怪鳥音もきちんと入っていい感じです。やっぱりこれがクセになるんですよね。

 

"Sweet Home" Don Toliver

さらにもう一曲。

今の彼の幸せぶりがしっかり出たポップ・チューン。

ヒップホップもしっかり緩急の幅が出せる音楽に成長してアルバムを通して完成度を高めることができるようになってますよね。

 

"Ain't a Bad Life" Thomas Rhett feat. Jordan Davis

ジョージア州生まれテネシー州育ちのトーマス・レットも35歳になっていよいよカントリー・シンガーとして脂がのってきましたね。

 

今週はドン・トリヴァーの新作アルバム収録曲中心にを新しめの曲を取り上げました。

カントリーやらヒップホップやらいろんなジャンルが同時に好調で今のシーンはめちゃくちゃ面白いですね。

 

今週はこのあたりで。