『バレリーナ The World of John Wick』 | ポップ・ミュージックのトリコ

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流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

監督
レン・ワイズマン

ジャンル
アクション/スリラー
 
出演
アナ・デ・アルマス as イヴ
アンジェリカ・ヒューストン as ディレクター
ガブリエル・バーン as 主宰
ノーマン・リーダス as パイン
 

鑑賞方法
映画館(ドルビーシネマ)

 

キアヌ・リーヴス演じるジョン・ウィックのスピンオフ作品ということで、メチャクチャ楽しみにしていた本作。

ただ、本シリーズは主人公が傷だらけになって追いつめられるも結局無敵の強さで立ち向かうのが醍醐味だっただけに、シリーズを重ねるごとに『北斗の拳』のように、相手の攻撃も激化していてインフレ状態になってしまい、最後は銃弾が当たっても平気なスーツなどの登場でどこかBB弾を撃ち合っているようなゲームっぽいアクションシーンになってしまっていました。

本作は女子が主人公ということで、肉弾戦もそうしたゲームっぽい”嘘”の演出が過剰になると嫌だなぁ、と思っていたのですが、蓋を開けてみたらまだ修行中の状態からスタートするので、主人公のイヴは容赦なしに殴る蹴るの攻撃を受けまくります。小柄でもあるのでなんなら吹っ飛ばされることもしばしば。

修行のシーンから彼女をしっかり描くので、観客側は否が応にも彼女のことを応援したくなっており、俄然アクションシーンには手に汗握る興奮を覚えてしまいます。

そう、確かにキアヌほどの殺し屋の風貌は無いものの、華奢な彼女が目一杯アクションをする姿は、本作が陥っていた”無敵”感を感じずちゃんとアクションシーンが機能しているのです。

まだ主役キャラが確立していないという弱点は、なんとジョン・ウィック本人様の登場と活躍できちんと補完。

とはいえ主人公はあくまでイヴをメインに据えていて、新たなヒーローの誕生をしっかり印象付けることに成功しています。

非力な設定の彼女ですが、爆弾を使ったり火炎放射器を使ったりでアクションシーンの迫力は全く見劣りもしないし、格闘シーンもリアルさが見事でとても楽しめる作品でした。

これは次回作が観たい。ぜひもう一本続編を作ってほしいですね。