ビルボード・ジャパン・チェック(6・24) | ポップ・ミュージックのトリコ

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流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

Playlist(Spotify)※最新チャート分

 

 

1位 "Bling-Bang-Bang-Born" Creepy Nuts

 

2位 "Sweetest Tune"  Travis Japan

 

3位 "ライラック" Mrs.GREEN APPLE

 

4位 "コロンブス" Mrs.GREEN APPLE

 

5位 "幾億光年" Omoinotake

 

 

Creepy Nutsが首位を堅持。

ミセスの新曲がランクイン。

 

 

今週のピックアップ

 

"怪獣の花唄" Vaundy

 

"青と夏" Mrs.GREEN APPLE

 

"ビビデバ" 星街すいせい

 

"Magic" Mrs.GREEN APPLE

 

"24karats GOLD GENESIS" THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

 

ミセスの新曲いいですね。

強くコカ・コーラとのタイアップを意識した音作りも面白い。

まあ、それだけに今の騒動は勿体ない。

人間は好調な人間を見つけると飛びつくようにみんな群がります。

しかしひとたび潮目が悪いと判断すると蜘蛛の子を散らしたように去ってゆきます。

そしてそれでもそこに残った人間こそが本当に信用すべき大事な人です。

彼らは大きなミスをしましたが、それで得られたものも大きいのじゃないでしょうか。

彼らの楽曲はサビでのヴォーカルのファルセットによる突破感が最高の武器です。

彼らの楽曲が世に受けるのは閉塞感のある行き詰まった日常の中にあって、それを打ち破るような開放感のあるサビのファルセットに勇気づけられ、未来を信じさせてくれる力がもらえるからだと思います。

ただ最近の彼らのように連戦連勝で”勝ち組”の印象が強くなると、”さあ一緒に乗り越えよう”なんて歌詞もどうしても陳腐に聞こえてしまう。

しかしながら今回の苦しい時期を乗り越える彼らが歌う次の曲は間違いなく強い説得力をもって心に響くでしょう。

だれでも失敗はあり、人を傷つけることもある。消えたいくらい苦しい時もあるけどそれでも一歩進むことから始めようと決心する。

そんなメッセージをミセスは世の中の今苦しんでいる人たちに届けることができる機会を与えられています。

今の世の中はSNSがあまりに機能しすぎて、とある小さな町で起きた騒動も噂は瞬く間に世界に広がり、たった一度の誰かの失敗をも許さない社会になっています。

残念ながら人はまだ進化が不十分で、失敗なしに学ぶことは限られていて、失敗にこそ成長の種があるというのはこれから1000年先の未来でも変わらないでしょう。

生きている限り失敗は逃れられない人生の通過ポイントです。

 

我々は生物にとって恐怖の対象でしかなかった「火」を怖がりながらもうまく扱えるようになって文明社会を築いたように、「SNS」をうまく扱って次の文明社会のステージに進まなければなりません。

今のネット社会で起きる喧騒は、人類がまだその大きな力を自分たちで適切に扱えていないからに過ぎません。

 

ミセスはここから這い上がり、立ち上がって、新しい時代を切り開く礎になる試練が与えられました。

そのためには、そんな時代を切り開く若い世代のひとたちが、傷つき立ち直れないときに、寄り添い、支え、奮い立たせてくれる”歌”が必要でしょう。

 

ミセスはそのチャンスを与えられたのです。

そして彼らはその使命を果たさなければなりません。

 

どんな世の中の出来事にも意味があり、それを価値にかえるのは自分自身。

 

当ブログは今週のピックアップでミセスを大きく取り上げました。

そう、当ブログは”On Your Side”です。

 

さあ、ミセスよ、その深い絶望から立ち上がり、真の解放された姿を見せてくれ。