グラミー2014結果 | ポップ・ミュージックのトリコ

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流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

体調不良を押してグラミー賞の予想をしましたが、結局新人賞以外は外しました。

かろうじて一つ当てたのですが、ここのところ主要4部門のうち半分は当てていたので、久しぶりの負け越しです。

敗将兵を語らずではないですが、高熱でふらついているので簡単に結果だけ・・・。


Record of the Year

予想
"Locked Out of Heaven" Bruno Mars

結果
"Get Lucky" Daft Punk feat. Pharrell Williams & Nile Rodgers

全編を通じて官能をテーマに貫かれたブルーノ・マーズのニュー・アルバム中でも露骨なセックス賛歌の曲がグラミーにノミネートされた事が衝撃的でしたが、同様にノミネートされたロビン・シックとともに、こういうとんがり方もありだな、ノミネートの顔ぶれを見て感じた、というのが予想の根拠。Daft Punkはフランスのアーティストだからどうしても分が悪そう、と見ていました。
ところが、結果はそのDaft Punkが受賞。

Album of the Year

予想
『The Blessed Unrest』 Sara Bareilles
"Brave"

結果
『Random Access Memories』Daft Punk
"Lose Yourself to Dance"feat. Pharrell Williams

世間では何故サラ・バレリス?という反応だった今回のノミネート、私はこれはありだと思いました。このアルバムからのカット"Brave"はケイティ・ペリーの"Roar"にも通じる現代的な作風。彼女のキャリアから見ても、"Love Song"以来の大きなヒットになった作品なので、今回は獲るのかな?と予想しました。
ところがこれがDaft Punkの受賞。
米国の音楽賞の主要部門のうちでも特に重要な2作品がフランスのDaft Punkに渡るとは・・・。
日本から見れば同じ”洋楽”ですが、これは日本の音楽賞を韓国や中国のアーティストが受賞するようなものと同じで、いくら”英語”で歌っていても、大英断であることには違いありません。
2013年は米国音楽市場がいよいよ日本音楽市場に抜かれた年だったと思われます。
(実はこれまでにも何度か日本が抜いていたのですが、その度によく分からない集計を付け足して延命してきました。)
歴史を振り返れば欧州が芸術産業の中心で、米国が資本力で映画・音楽などの中心地を奪った経緯があるものの、カンヌ映画祭やミシュランなど、フランスが文化・芸術にお墨付きを与える、重要な役割を果たしてきたことは紛れも無い事実です。
映画におけるカンヌのように、グラミーが世界の音楽祭の中心たらん未来を模索する中で、Daft Punkを今年の受賞者の”顔”にしたことは、何やらそういう意味があるように思います。

Song of the Year

予想
"Just Give Me a Reason" Pink feat. Nate Ruess

結果
"Royals"Lorde

Lordeがどの賞を獲るのか?という噂が授賞式の前から騒がれていましたが、楽曲賞を受賞しました。たしかに歌詞が評価された歌だったので焦点がぼけない受賞。
しかし彼女はニュージーランドのアーティスト。ここまで米国を無視するとは・・・。
予想していたピンクの曲は、メロディが美しい佳曲。惜しい!!!

Best New Artist

予想
Macklemore & Ryan Lewis

結果
Macklemore & Ryan Lewis

で、マックルモアーとライアン・ルイスのコンビの受賞予測が的中。
今年の主要4部門で米国人がまともに受賞したのが新人賞という斬新さ。
ファレル・ウィリアムスがDaft Punkの受賞のお裾分けに預かったりした例外的な部分を抜くと、画期的な事件だと思います。

米国音楽はとりあえず新しい世代に期待をする、ということでしょう。