新しい世代に響くうた(改訂版)2-⑭ | ポップ・ミュージックのトリコ

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ヒカリへ” miwa

月9の『リッチマン・プアウーマン』の主題歌。

この曲の場合、このタイアップのドラマを抜きに語れません。
”新しい世代”にとっての月9で大きな影響を受けたドラマというのは、『東京Dogs』あたりで、憧れのオトナとして、小栗旬や水嶋ヒロ、そしてヒロインとして吉高由美子が存在していたかもしれませんが、まだ同世代的な価値観がある存在までには至っていなかったかもしれません。主題歌のEXILE”ふたつの唇”もそういうオトナな情景が描かれています。

これは、前世代の団塊ジュニアが、月9の『君の瞳をタイホする』で、憧れのオトナが陣内孝則、柳葉敏郎、三上博史、ヒロインが浅野ゆう子という存在だったことに比べるとわかりやすいかもしれません。ここでも主題歌は久保田利伸の”You were Mine”でした。

そして、同世代的な魅力で観たドラマ、ということになると、前世代では和久井映見・反町隆史の『ヴァージンロード』ということになるでしょう。
主題歌の安室奈美恵の”Can You Celebrate? ”はまさに音楽産業がその絶頂期にあった前世代の月9タイアップの金字塔。歌い手となる結婚を迎える歌の主人公の心の機微や決心が詰まった傑作。

その同世代的な魅力で観られたドラマの現代版が『リッチマン・プアウーマン』と言えると思います。
『東京Dogs』の小栗旬のIT企業の社長や、石原さとみが演じた就職活動中の東大生は非常に現代的な”影”を持ち合わせる設定で、そんな劇中の人物の内面を丁寧に掬い取った”ヒカリヘ”という楽曲も永遠にJ-POP史とこの世代の心の中に残ってゆくでしょう。