何やら最近ピコピコサウンドにトレンドが傾きすぎて、ちょっと退屈になってきました。
なんか90年代っぽいの聴きたいなー、という個人的な欲望を満たすための特集。
”90年代のヒップホップ”の私なりのイメージで選曲。
①初級編
当然聴くべき主役級のアーティストから
"How Do You Want It"2PAC feat. K-Ci & JoJo
まずはヒップホップ界永遠のカリスマ、2パック。
トラックの響き方もいかにもナインティーズな趣。
"Hypnotize"The Notorious B.I.G.
西の2パック、東のビギーと並び称され、90年代ヒップホップ・カリスマのトップに君臨する巨体ラッパー。
2パック同様凶弾に倒れ、東西抗争はまさに”リアル”となり手打ちに。この2人の若い代償は余りに大きく、その後のヒップホップ勢力図の激変につながったのでした。
"I'll Be Missing You"Puff Daddy & Faith Evans feat. 112
ビギーに手向けられた追悼曲でありながら、ポリスの”見つめていたい”を大胆にフィーチュアした泣けるメロディの普遍性が人々の胸に響き、大ヒットしました。90年代ヒップホップを語る上では避けて通れない悲劇。
②中級編
ちょっとディープなサウンドも”いかにも90年代”という括りには必要な要素。
"Gin and Juice"Snoop Doggy Dogg
90年代ヒップホップといえば・・・という立場からいまや西海岸文化を代表するアーティストとして君臨するスヌープ。この曲なんかはまさに西海岸のG系の経典のような作品。
"2 of Amerikaz Most Wanted"2PAC feat. Snoop Doggy Dogg
2パックとスヌープという豪華な共演による一曲。
これもいかにも”西”っぽいサウンド。
"Make 'Em Say Ugh"Master P feat. Fiend, Mia X, Mystical & Silkk the Shocker
東西抗争の終わった後、間隙を縫って全国に進出したのは南部のノー・リミット勢。総帥マスターPのマーチャンダイジングの才能もあって、”ア゛ーッ!!!”という掛け声は日本にまで響き渡りました。アトランタ五輪を終え、まさに米国経済を牽引し始めた南部の力を見た思いがしました。
③上級編
さて恒例の私が独断で選ぶチョイス。
"Nuthin' But a "G" Thang"Dr. Dre feat. Snoop Doggy Dogg
そう、この男こそが、90年代ヒップホップの屋台骨。
名声の割には寡作な彼ですが、その影響力は20年ほど経った今も変わりません。
"Regulate"Warren G feat. Nate Dogg
ドレーの西海岸サウンドの確立に貢献した影の立役者、というよりもともとはウォーレンGのサウンドだったともいえるこのレイドバックしたトラック。90年代客演王ネイト・ドッグの原点ともいうべき作品。ウォーレンGを獲得する為にデフ・ジャムが”ヴァイオレイター”なるレーベルを興したことからも、彼の重要度は理解できます。
"California Love"2PAC feat. Dr. Dre & Roger Troutman
さて、最後はこの曲で締めます。
このバカみたいに金のかかったPVもいまや貴重な文化遺産。
個人的にはリミックスがさらに大好物。