
ティンバランドがお気に入りのアーティストにコールドプレイの名をあげてから、いつかその日が来ると思っていましたが、彼の持つレーベルからのロック・グループ第一弾のリリースこそが、ワン・リパブリックのファースト・アルバムでした。
そのアルバムに入っていた"Apologize"が、ティンバの『ショック・バリュー』にリミックスで収録されたことによって大ヒットを記録。
そして今回満を持してのセカンド・アルバムのリリース。
ファーストはまだ彼らのお試し盤の色も濃く、今回こそがいよいよ本格的な勝負作ですが、ファーストと大きく路線変更はなく、クラシカルな音色を大事にしています。
しかし、奏でられる音の質感は全く別次元。いままであまり聴いたことのない音の鳴り方です。
ライアン・テダーのソングライトに焦点が集まりがちですが、このアルバムはバンドのメンバーの個性がかなり高いテンションで絡み合って”名作”に仕上がっています。
"Made for You"
アルバムの冒頭はこの曲でスタート。幻想的で官能的。でもビートは立っていてハード。不思議な魅力に一曲目からヤラれます。
"All the Right Moves"
一曲目であがったテンションはこの2曲目でさらに高い所へ持ち上げられます。ファースト・シングルに選考されたのも納得のアルバム中随一の完成度。
"Everybody Loves Me"
イントロを聴いてBeckの"Loser"を思い出した人は洋楽通ですね。
曲中hideの"Pink Spider"を思わせる一瞬もあったり、パラパラと音のエッセンスを組み合わせて飽きさせません。
"All This Time"
あまりに美しい曲を前にすると、言葉を失ってしまいます。
壮大なアレンジというのは時に恥ずかしさを伴ったりするものですが、この曲はそういうありきたりな批判を近づけない心の感動に包まれます。
ロックの世界に面白いものが出揃ってきました。
これからの展開が楽しみです。