『Let It Roll: Songs by George Harrison』 | ポップ・ミュージックのトリコ

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一時期下火になっていたベスト盤のリリースですが、今年は大物アーティストを含め、猛烈な勢いでのリリースが続きます。まあレコード会社も大変なんだなあとか、そういうことは忘れて純粋に楽しみたいなあ、と。

そういうわけで、私のCDのストックの整理にも貢献してくれるこれらベスト盤の紹介も今後していこうと思います。
マドンナに続いてはちょっと前に買ったジョージ・ハリソンの新しいベスト盤を。

で、ジョージ・ハリソンの今回のベスト盤は、
全米1位の作品を全部網羅しているのが何と言っても素晴らしいポイント。

"My Sweet Load/Isn't It a Pity"
プロデュースをフィル・スペクターが担当。ビートルズ解散直後ということもあって、『Let It Be』や『Abbey Road』の収録曲と地続きの作風。相変わらずのインド志向も見え隠れするものの、当時急速にその実力を発揮し始めた絶頂期のジョージの勢いが聴く者をぶっ飛ばしてくれます。カップリング曲は非常に暗くて重くて瞑想的なのですが、当時の「両A面曲は両方1位」のならわしから”奇跡的に”1位に。
だけどこの曲個人的には好きなんですよ。このベストには演奏時間が7分以上もあるこいつも根性で収録。この勇気は称賛もの。曲リストを見たとき思わずニヤッとしてしまいました。

"Give Me Love (Give Me Peace on Earth) "
私が彼の作品で一番好きなのはこの曲。この美しい旋律。もはや人間業の域ではありません。

" (Got My Mind) Set on You"
60年代と80年代が同じ文脈で通じていたことを実感する作品。この突き抜けるような明るさ。

彼のアルバムで今まで所有していたのは、
『All Things Must Pass』
『Living in the Material World』
『Cloud Nine』
の3枚。
『Living in the Material World』は私の”宝物”なので手放せませんでしたが、
他の2枚はBOOK OFF行き。

つまり私の新しいコレクションのラインナップは
『Living in the Material World』
『Let It Roll: Songs by George Harrison』
の2枚に。
名盤『All Things Must Pass』の売却には少々迷いましたが、今回のベストに肝になる曲は全部入っているのであきらめました。『Cloud Nine』は収録曲から手厚すぎるほど今回のベストに選曲対象として入っているので用済みに。
確かに"Bangla Desh"、"Dark Horse"、"You"、"Crackerbox Palace"と、キャリアを代表する曲がこの偏重なセレクションの煽りで選外となったのは惜しいですが、彼のキャリアのハイライトに焦点を当てたメリハリの効いた展開は、個人的には大歓迎。
間違いなく彼のベスト盤では決定版と考えて問題ないでしょう。

それでも手放せなかった『Living in the Material World』。
このオーガニックな雰囲気が大好きなんですよ。
"Be Here Now"

これからジャネット・ジャクソンやら、ブリトニー・スピアーズやらもベスト盤が出ます。
この辺のアーティストもそろそろ整理したいのでリリースが楽しみ。