マイケルよ、安らかに眠れ・・・ | ポップ・ミュージックのトリコ

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流行音楽を聴きながら、人生を音楽で豊かにしたいと願う、私的でミーハーなブログです。

ポップ・ミュージックのトリコ-Michael Jackson

私にとってマイケルとは、他のどのアーティストとも違うかけ離れた存在でした。

私の生き方、私の人生、いろいろなものに決定的な影響を与えました。あまりに大きすぎるので、今まで振り返ったことも無かったのですが、金曜日の朝のニュースを伝え聞いてから、じわじわとその事実を噛みしめています。

私のマイケルとの出合いは、澤近くんという、学生時代の同級生が貸してくれたテープでした。
それまでも親の影響で音楽は聴いていたものの、当時私は個人的にはアニメに執心しており、小遣いは大半はアニメ・マンガ、それに当時凝っていた切手収集に費やしていました。
彼が私に貸してくれたテープは、『BAD』が録音されたものでした。私の親が聴かせてくれる新旧のアーティスト、また、同じマイケルの『オフ・ザ・ウォール』や『スリラー』とは似ても似つかぬハイファイでクリアなサウンドのカッコヨサにしびれ、親に泣きついて、CDラジカセを買ってもらい、『BAD』のCDを買いました。これがまた、テープのサウンドとは比べ物にならないクリアでシャープな音。”BAD”は朝から晩まで毎日エンドレスで毎日プレイされました。もう恐らく一生分この時に聴いたでしょう。
そして、アルバムの曲のなかで、個人的に大好きになったのは、”リベリアン・ガール”。貸してもらったテープには、この曲はテープの都合で途中までしか入っておらず、日本の尺八のような音色の音で始まる、静かな曲とばかり思っていたのに、実は最後でそれまでの静かさを打ち破るような熱唱で終わることが発覚した時の鳥肌の立つような思い・・・。私がどうあっても壮大なサビのあるバラードに弱いのは、この時の体験を人生であと何度経験できるかに賭けているからかもしれません。

私はこのときに音楽の持つ力の素晴らしさに触れ、音楽を通じて人と通じ合う人生を送りたいと願うようになりました。彼の持つ歴史的な偉業の数々を追体験することから、それまで親から聴かされていた音楽を体系的に整理して、ポピュラー音楽の持つ歴史の重みに触れ、またこれがもとで、親が全く聴いていなかったクラシック音楽に興味を覚え、片っぱしからクラシックの”名盤”といわれるものをも聴きあさりました。
また、彼が寡作のアーティストであったことは、私が”マイケルファン”では無しに”音楽ファン”になることを容易にしてくれました。なにしろ新作は待てど暮らせど出ない訳ですから・・・。

またその一方で、彼がそのあと、周囲の忠告を聞かなかったばかりに、音楽的な成功も、人生における成功も台無しにしていく姿を見て、常に自分自身の出す考えには限界や間違いがあり、仲間の忠告に耳を傾けなくてはならないと考えるようになりました。

こうして彼は私の音楽の恩師であるとともに、人生での反面教師であり続けるという、奇異な存在であり続けました。

私を知る人は私の”アルターエゴ”でもあるカラオケのパフォーマンスを知る人も多いと思いますが、私が彼の魅力を語る姿を見た人はそれほどいないでしょう。私は彼のことが好きな分、彼のことが嫌いでした。
いっそこんな思いをするなら、彼の音楽と出会わなければよかった、とさえ思うこともあったほどです。
しかし、誰もがあるはずの、「生まれて初めて何十回も聴いたアルバム」が、彼のものであったことを今ではラッキーだったと思っています。

私には、彼の死は未だに受け入れられない現実ですが、とにかく彼の偉業を代表曲で簡単に振り返ります。

"I Want You Back"Jackson 5 1
彼が全米へその名を轟かせた最初の曲。モータウン新時代の幕開けを告げ、ベビーブーマーにとっての新しい家族感をも代弁する、新世代のアーティストでした。

"ABC"Jackson 5 1 
なんか泣けてきました。ホントに死んだんだということをこうして振り返るということで自分に確認しているようです・・・。

"The Love You Save"Jackson 5 1
ジャクソン5の1位獲得曲では一番はじけていますね。

"I'll Be There"Jackson 5 1
こういう曲調は今のメンタルには厳しい・・・。マライアの”アンプラグド”でのカバーも92年に1位を獲っています。

"Ben"Michael Jackson 1

"Dancing Machine"Jackson 5 2

"Blame It on the Boogie"Jacksons 54
黄金期の彼の片鱗が既に見られる曲。

"Shake Your Body (Down to the Ground) "Jacksons 7
彼の曲中で一番これが好きです。この若さと才能が溢れ出るような作品。素晴らしい。

"Don't Stop 'Til You Get Enough"Michael Jackson 1
彼がソロでやりたかった事というのが、こうして通して聴くとわかりますね。

"Rock with You"Michael Jackson 1

"Lovely One"Jacksons 12

"This Place Hotel"Jacksons 22

"Can You Feel It"Jacksons 77
このあたりのジャクソンズの作品も外れなしです。

"Walk Right Now"Jacksons 73

"The Girl is Mine" Michael Jackson 2
ポール・マッカートニーとのデュエット。

"Billie Jean"Michael Jackson 1

"Beat It"Michael Jackson 1

"Thriller"Michael Jackson 4

"Say Say Say"Paul McCartney & Michael Jackson 1

"State of Shock"Jacksons 3
ミック・ジャガーとのデュエット。

"Torture" Jacksons 17

"We are the World"USA for Africa 1
マイケルの作品という扱いにしておきます。彼抜きにこの作品は語れません。

"I Just Can't Stop Loving You"Michael Jackson 1
サイーダ・ギャレットとのデュエット。

"Bad"Michael Jackson 1

"The Way You Make Me Feel"Michael Jackson 1

"Man in the Mirror"Michael Jackson 1

"Dirty Diana"Michael Jackson 1

"Black or White"Michael Jackson 1

"Heal the World"Michael Jackson 27

"You are Not Alone"Michael Jackson 1
Rケリープロデュース。

"They Don't Care about Us"Michael Jackson 30

ちょこっとヒット曲並べただけで31曲。紹介したい曲はもっとありますが、つい泣けてきてコメントすることもままなりません・・・。