レッチェから南へ約20キロ。アドリア海沿いのオートラントとイオニア海沿いのガッリーポリの中間ぐらい。つまり、サレンティーノ半島の真ん中ぐらいに位置します。
このガラティーナという町に、とても素敵な教会があります。
Basilica di Santa Caterina d'Alessandria バジリカ・ディ・サンタ・カテリーナ・ダレッサンドリア
アレッサンドリアの聖カテリーナの教会。
この教会が建てられた由来は、
領主のライモンデッロ・オルシーニ・デル・バルツォが、十字軍騎士として聖地に赴いたとき、シナイ山の、聖カテリーナ修道院に行き、そこで、聖カテリーナの墓より、彼女の手の指を一本引き抜き、耳と髪の間に隠して、ガラティーナに持ち帰ったというもの。
当時は、聖人の聖遺物が祭られる教会に、信者が巡礼をするのが常でした。
ガラティーナにも、そんな教会を建てたかったんでしょう。
教会は、1391年に完成。
聖フランチェスコ修道会の管轄になりました。
キリストの両側に、12人の使徒がいます。
この教会の見所は、教会内部です。
でも、教会内部は、写真撮影禁止です。
でも、写真なしでは、あまりに残念なので、ガイドブックの写真から、ごらんください。
教会内部は、壁も天井も、みごとに、フレスコ画でおおわれています。
たとえば、天井も。
テーマは、聖書の、ヨハネの黙示録、創世記、福音(キリストの生涯と教え)、聖カテリーナの物語、マリアの生涯など。
フレスコ画が描かれたのは、1416年から1443年にかけてです。
聖フランチェスコ修道会のもののせいか、アッシジのサンフランチェスコ大聖堂を想像させますね。
教会には、博物館があります。と言っても、一室ですが。聖フランチェスコ修道会の食堂だったところです。そこには、「最後の晩餐」と、「カナの結婚式」のフレスコ画、キリストのモザイク画、そして、聖カテリーナの指だけでなく、いろいろな聖遺物が集められています。
指は、このようにケースに入ってます。指輪つき。
博物館から出ると、
回廊があります。
回廊にも、フレスコ画がぎっしりです。
殉教者のものが多いですね。
レッチェのほうへ行く方には、ぜひ、寄ってほしい教会です。
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