ガラティーナのサンタカテリーナ教会 | 南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ

世界遺産のアルベロベッロとマテーラの間の小さな町で、B&B(ベッドアンドブレックファスト)をしています。
プーリア州とバジリカータ州の観光情報を書いていきたいと思います。
写真は、崖の上に立つ、カステッラネータの町です。

ガラティーナは、レッチェ県にある町です。

レッチェから南へ約20キロ。アドリア海沿いのオートラントとイオニア海沿いのガッリーポリの中間ぐらい。つまり、サレンティーノ半島の真ん中ぐらいに位置します。

このガラティーナという町に、とても素敵な教会があります。

Basilica di Santa Caterina d'Alessandria バジリカ・ディ・サンタ・カテリーナ・ダレッサンドリア

アレッサンドリアの聖カテリーナの教会。

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 1



この教会が建てられた由来は、

領主のライモンデッロ・オルシーニ・デル・バルツォが、十字軍騎士として聖地に赴いたとき、シナイ山の、聖カテリーナ修道院に行き、そこで、聖カテリーナの墓より、彼女の手の指を一本引き抜き、耳と髪の間に隠して、ガラティーナに持ち帰ったというもの。

当時は、聖人の聖遺物が祭られる教会に、信者が巡礼をするのが常でした。

ガラティーナにも、そんな教会を建てたかったんでしょう。

教会は、1391年に完成。

聖フランチェスコ修道会の管轄になりました。

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 2


キリストの両側に、12人の使徒がいます。

この教会の見所は、教会内部です。

でも、教会内部は、写真撮影禁止です。

でも、写真なしでは、あまりに残念なので、ガイドブックの写真から、ごらんください。


南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 3


教会内部は、壁も天井も、みごとに、フレスコ画でおおわれています。


南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 4


たとえば、天井も。

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 5


テーマは、聖書の、ヨハネの黙示録、創世記、福音(キリストの生涯と教え)、聖カテリーナの物語、マリアの生涯など。

フレスコ画が描かれたのは、1416年から1443年にかけてです。

聖フランチェスコ修道会のもののせいか、アッシジのサンフランチェスコ大聖堂を想像させますね。


教会には、博物館があります。と言っても、一室ですが。聖フランチェスコ修道会の食堂だったところです。そこには、「最後の晩餐」と、「カナの結婚式」のフレスコ画、キリストのモザイク画、そして、聖カテリーナの指だけでなく、いろいろな聖遺物が集められています。

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 6


指は、このようにケースに入ってます。指輪つき。

博物館から出ると、

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 7


回廊があります。

回廊にも、フレスコ画がぎっしりです。

南イタリア、プーリアに行きたい人に見てほしいブログ-Galatina 8


殉教者のものが多いですね。

レッチェのほうへ行く方には、ぜひ、寄ってほしい教会です。


私のB&Bのサイトはこちら


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 旅行ブログ イタリア旅行へ
にほんブログ村