昔の手帳 | カサデマチャ瀧本のひとり言 

カサデマチャ瀧本のひとり言 

スペインと日本遠くて近いバモスな2つ

本日マチャお休みです。
 
1990年代に使っていた手帳を開いてみる。
 
スペイン地図ではじまる手帳。
憧れ、夢の地。
この手帳は10年くらい使って
当時の思いとか学んだこと、夢を書きためてます。
 
カレンダーも節約でいつも手書き。

2002年10月マラガを去る時
マラガのアミーゴ、アミーガとスペインバルを日本へ!の思いを語り
毎日La Fiesta de Despedida日本でいう送別会を。
10月30日にマラガを発って東京に帰国が10月31日。
 
11月先ずは住むことを探して2週間。
会社の名刺がない無職ということでアパートを断られたこともありました。
 
バルで使う食材の選考に築地市場を毎朝回りました。
海老とタコの気に入るものに出会うのにかなり苦労したことを覚えています。
アンダルシアで食べていた味の食材がなくて。
保健所とか諸手続きを進めながら、
スペインワイン、カヴァ、シェリー酒の選定。
 
ヴって国名で使えなくなるんですね、カヴァがカバだとしまらないなあ。。
 
ワイン1本1本を飲みながらバルの食事に合うか吟味、
この体験から今でも試飲会は行かず、休みの日に1本Maridaje組み合わせ考えながら
マチャのワインリスト作るのが基本ルール。
 
居抜き物件だったので鍵をもらったのは12月28日。
カサデマチャ開業1月6日。
8日間不眠不休でカサデマチャにしました。
 
28日初日の最初の仕事は前のオーナーが閉店パーティーで残した鍋を洗うことから。
 
今じゃ考えられないけど33歳、
こんなものかなと受け入れていました。
 
ドキドキで迎えた1月6日初日。
宣伝、告知も一切してなかったので友人知人で10人くらいかなと思ったら
あれよあれよで2回転60名ほど、まさにバタバタでした。
 
その時に会社時代の親友が言った言葉が今でもバイブルの1つになっています。
 
「たきちゃん!スペイン時間を提供するっていうたきちゃんがドタバタしてたらダメだよ」
 
そうやんな。
お客様はゆっくりしに来てるのに、お店があわてたらあかんわな。
そんなスペイン好きになれへんわな。
 
それ以降突然予約以外のお客様が10名、20名来て時も、
前のお客様のオーダーもありやるべき事たくさんでも
この金言を思い出し
決して慌てる様子は見せず余裕の笑顔でやれています。
1時間くらい集中していると必ず落ち着いてくるから大丈夫という経験値もつきました。
 
心の中でスペイン、スペイン、太陽、太陽ってつぶやきながら、
やっています。
ピカソ
仕事帰りにほっとする気持ちのよい時間を過ごしてもらいたいですもんね。
 
若いって素晴らしいし、
老いも楽しい。
SPAでも行こうかな。
 
長々お付き合いありがとうございます、
また明日~