昨日、縦書きについてコラムを書いた。
SNSやブログなどは横書きが多い。
わたしも横書きで書くことが増えた。
その影響なのか、短い文章で
次々と改行する癖がついていたようだ。
横書きで段落ごとに一字を下げないで
書くぶんには目立たないけれど、
縦書きで一字下げて書くと、
続いた改行はとても目立つ。
日本語を味わうには
縦書きの文章が似合うのだと思う。
現に、国語の教科書は縦書きのままである。
長い文章を読み解いたり、
日本語の語感を感じたりするのは、
縦書きだからできるのかもしれない、とまで
思う。
もちろん、論文などは横書きで、
複雑で難解な文が並んでいるものもある。
一概に縦書きが良いとはいえない。
横書きが似合う専門分野も
あるはずだ。
思うに、縦書きと横書きでは
作者の考え方が変わるのだろう。
理路整然と伝えるのか、
情感に訴えるのか。
書き方によって変わるのならば、
日本語の奥深さを感じる。
そして、中国語やハングルのように
縦書きも横書きもする言葉が
作者の思考にまで影響するのかどうか、
知りたい。