北澤英実莉です。
このところ
簡単に
すぐに
そこそこの結果が得られる
そんなことが
流行っています。
お稽古にしても
スキルにしても
知識にしても
なんでも簡単、すぐに。
がブームなんだとか。
私はこのブームに
少し違和感を感じます
なぜ人は 努力したくないのでしょうか？
その答えは明確です。
めんどくさいからですね。
仕事だけを頑張っていればいい
と思う反面 他に何かがしたい
何かを手にしたい
と人は例えばわかりやすい例で言うと
簡単な儲け話に 飛びついたりもします。
ですが 簡単に儲けられることなんて
世の中にはなくて
成功されている方は
当然のことながら
人並み以上の努力をされておられます。
ですが その「簡単」という
謳い文句に惹かれて
手を出しちゃうのです。
これはビジネスに限らず
起業でも同じこと。
簡単ではないけれど
どうもそう思っている方も
多いように思います。
簡単に何かを学んで
そこそこの成果を得たい
これが今の流行りですが
簡単は簡単でしかありません
簡単ばかりを追いかけると
どうなるか？というと
簡単に言えば
何も残らないということになります。
例えば 占いの世界に入っても
カルトナージュの世界でも（お稽古）
思うのですが
長く費用と時間をかけて
習得したからこそ
人に伝えられることがある
と思うのです。
ですが悲しいかな
今の流行りは 簡単に １回で、とか５回で、
何かを得て人に教えるものばかり。
占いでも 「かじった」人と
５年、６年と勉強をされている人と
占えることが違います。
幅が違うと言いましょうか？
６年間月に１回１０時間勉強したとして
年間120時間 合計720時間学んだ人。
１０時間を２回学んだ人。
言えること 全く違うと思いませんか？
浅くしか教えられないと
どうなるかというと
「自分自身の中身がスカスカになる」んです。
人によっては もっと深くまで学びたいと
思われれる方もいます。
ですが先生が そこそこしか教えられないとなると
他の先生のところへ行く
となるわけですね。
簡単がいい人ばかり集めるならばいいですが
そこには何の進展もありませんし
来る方も長くは続かない方々ばかりでしょう。
それでは商売になりませんし
自分自身も常に 心が渇いた状態になります。
自分が何もないのに
人に教えないといけない
それほど苦しいことは ないと思います。
その結果 教える方もやがて続かない
という結果に・・・
奥深く学んだ人にしか 見えない世界
があります。
一言で言えば 「心の充足」です。
安定感 みたいなものでしょうか？
浅く簡単なものを追いかける方からすると
「なんでこの人 こんなどっしり構えてるの？」
というそんな印象を抱かれるかもしれません。
深く学んだからこそ
次にここをもっと深めたい
と次々といろんなスキルを手にされますが
それはあくまで ステップアップ。
ですが、浅く簡単なことを
追いかける人がこれを真似すると
当然うまくいきません。
浅いところで何かを拾っても
また同じようにどこかで
浅い何かを拾おうとする・・・
そして永遠に
このラットレースから
抜け出すことが
できません。
奥深く学ぶことで
ほんの少しの微差であったり
違いに気づけるようになるので
相手に対しても深い視点で
物事を見れるようになりますし
その結果 人としての深みが
出てくるのはないでしょうか？
ですが 簡単 すぐにを
追いかける側ばかりに
問題があるわけでは
ございません
テレビやネットの情報
教える側の人にすぐに儲かるから
売れやすいから
という理由で
そのようなサービスを作られる方も
実はたくさんおります。
相手が簡単なスキルを教えて
仕事ができるようになる、と謳い
どんどん参加費を募っていく。
〇〇協会にすれば人が集まると思い
協会を立ち上げられる方もおります。
ですが そこで資格を手にして
彷徨っている
資格難民は星の数ほど
数回学んだだけで仕事になるなんて
普通に考えると
ありえない話ですが・・・
そうやって 犠牲者を増やしていくことに
なんの違和感も
感じないのでしょうか？
もちろん しっかりとしたベースがあり
そこにプラスアルファで
少しのスキルを持っておいた方がいい
というものは確かにあります。
例えば不動産業界であれば
少しの風水の知識くらいは
持っておいた方が仕事の役に立ちます。
ですが そこをベースに、と考えると
もちろん深いスキルや技術
経験が必要になってきます。
なので 簡単、浅いものを 一部として
取り入れることは
もちろん大切なのですが
それしか提供できるものがない場合
前者にも書いたように
どんどん 自分の中がスカスカになっていき
今は良くても やがて
事業にも行き詰まることになるでしょう。
簡単の連鎖は 簡単しか 生み出さないのです。
私は例えば 仕事ではなく
趣味の世界でも
追求したいと思います
もっと知りたいとか
もっと深く勉強したいと思うもの。
浅いところだけでは
満足できないという性分です。
深く知る
深く学ぶからこそ
なんとなく理解できることも
増えていきますし
何より
選択の幅
というのが増えていく気がします。
うまくいかない時って
選択が狭くなっている証です。
与えられた範囲内でしか
考えられない日本教育のようになると
どうしても
アイデアや閃き力が弱くなっていきます。
日本の子供たちの
心配するところは
そんなところですが
発想やインスピレーションが
どこからか湧いてくるのも
深く何かを学ぶことで
得られるものだと
思うのです。
とは言っても
私も実は過去は
何やっても続かない人間でした。
会社は３ヶ月と続かないし
アルバイトすら続かない人間でした。
ですが
今は起業して６年も続いています。
こんなに続いているのは
自分でも驚きですが
何やっても続かない自分を変えたい
と思っていたんです。
もしあの時
自分に無理やり満足していたら
あのまま何やっても続かない人生の
ままだったと思います。
ですが
変わる！と覚悟を決めた時人生は
どんどん良い方向へ流れていきました。
なので
ある意味大切なことは
今の自分をよく知り
変わると覚悟を決めることが
大切かなって思います。
自分がどうなりたいか
どんな人生を生きたいか
どうゆう人間になりたいか
人にどう思われたいか？
何を仕事として
何を人生の目的として生きたいか？
専業主婦でも
決めておく必要があります。
過去に私はある方から
こう教えられました。
「目的とは
決めていないと
神様から意図しない目的を
無理矢理与えられることになる。」と
例えば
病気や事故
その人が最も不幸になるシチュエーションで
それは突然やってきます。
だからこそ
ある程度の
目的は持っておいた方がいい。
今の自分に満足してないならば
それでいいのです。
何が満足で
何が不満足かを
はっきり
明らかにさせておくこと。
それだけで
いいのです。
深みのある人間になるには
浅いところで情報や知識を拾っていては
いけない。
深く知ることで
人間的にも成長する。
簡単、楽を選んだ途端
人生はうまくいかない。
ということで
何かの参考になれば
幸いです。