タイシルクの箱 | カルトナージュを楽しむ教室 atelier tamatebako

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母からのオーダーでアクセサリーボックスを作りました。

 
 
ずいぶん前から頼まれていたのだけれど、
身内のものはすぐに後回しあせる
 
最近は自粛期間もあって、じっくり取り組める時間が取れるので、
楽しみながら制作しました。
 
母からのオーダー内容は
 
●アクセサリーボックス
●中で2段になっていて、上は4つに分割
 
大きさは「これくらい」って、両方の手のひらを広げて、
表現するだけ…
 
一応、何センチ×何センチ、高さ何センチって、言ってよね、
って心の中でブツブツ。
 
でも、世の中のものには、ビジュアルをよくする、
美しく見える比率(黄金比が有名ですね!)があるので、
参考にしながら製図しました。
 
生地は何を貼ろうかなあ、と迷いましたが、
30年前に祖母が母に仕立てたブラウスのハギレが残っていたことを思い出し、それを使うことに決めました。
 
それに合わせるのに、
これまた20年以上前にお友達からタイのお土産で頂き、
愛用していたジムトンプソンのクッションカバーを出してきました。
ファスナーの一部が破れてしまったけれど、
あまりに綺麗な色と美しいタイシルクなので、捨てられませんでした。
 
image
 
シルクはカルトナージュではとても難しい素材です。
薄くて、ボンド染みが出やすいです。
また、厚紙の角で、生地が傷みやすいです。
 
そこで、今回はシルクを貼るほとんどの面にウレタンやキルト綿を挟んでから、生地をかぶせました。
全体がふっくら、手触りも優しくて、なかなか良い出来栄えです。
 
 
蓋はシンプルな一枚の平面でよかったのですが、
ここはデザインで遊びたくなり、四隅に傾斜とカーブを付けました。
 
蓋の深さも1.5㎝程度出たので、アクセサリーを収納した際に、箱から飛び出しても蓋が閉まります。
 
ジムトンプソンの刺繍は活かしたくて、この場所を使いましたが…
クッションとして使っていた際のシミが汗
 
 
 
内側には、これまたぴったりな、ベロア状の仏製起毛紙がありました。
 
 
 
 
 
ふちの柄合わせ。
キルト綿が全てに入っているので、
柄合わせが難しかったです・・・
合わせたつもりが、微妙に合っていない…。
 
と、反省点も多いですが、
祖母が母のために仕立てたブラウス生地が、
30年以上の時を経て、
アクセサリーボックスになって母の元に戻ってきて、
 
3世代の手で受け継がれたものと思うと、
なんだか嬉しい。
 
こんなことが楽しめるのも、カルトナージュの魅力です。
 
 
 
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