10月19日の読み聞かせは
「おひげやチョボチッチ」
作・絵:ひだ きょうこ
<ストーリー>
村はずれに「おひげやチョボチッチ」というお店がありました。
伸びたひげをチョキチョキ切って整えるお店です。
店主のチョボチッチさんはお客さんにピッタリのひげに仕上げます。
ゲジゲジカット、ほんわかカット。
ジョコジョコカット、ぽっちりカット、ひげのメニューは30種類以上もあります。
ある日、若い青年がやってきて弟子にしてください。と言いました。
それから青年に丁寧に教えてあげ、
お客さんから「君にお願いするよ」といわれるくらい上手になりました。
チョボチッチさんはハサミと鏡、そして2号店の看板を持たせました。
そして青年は村に帰ってひげ屋を始めました。
しばらくしてチョボチッチさんは青年の見せの様子を見ようと森へ出かけました。
でもいくら探しても青年の村はなく、見せも見当たりません。
ふっと、うさぎが横切りました。
見覚えのあるひげ!?
うさぎのあとを追ってみると動物たちのおひげやさん。
「おひげやチョボチッチ2ごうてん」がありました。
なんとあの青年はこぐまだったのです。
チョボチッチさんは変装をしてお客の列に並びました。
「この店特製のカットをお願いします。」と。
あっという間につるっとくるるカットの出来上がり。
それにしてもたいした腕前だ。
私ももっとステキなひげを考えるぞ。
いろんなひげカットが出てきます。
しかし、動物たちがいろんなひげをつけているのはちょっと不思議。
弟子に負けじとチョボチッチさんのメニューが増えるんでしょうね。