7月1日の読み聞かせは
「海うさぎのきた日」
文:あまん きみこ
絵:南塚 直子
<ストーリー>
この頃、若葉団地では縄跳びが流行っているの。
でも、私は上手く跳べない。
弟のアキオは2歳も下なのにとっても上手。
おおなみこなみをしたときも上手く飛び込めなかった。
今日も団地の広場でみんなが縄跳びをしていた。
「いーれて。」って言いたかったけど言えなかった。
広場の横道をそっと抜けて海のほうに向かった。
国道を横切り、高い土手を登ると青い海が広がっている。
下りて砂浜に座っていると眠くなって。。。
頭がガクッと揺れて目を開けるとにぎやかな声が聞こえてくる。
「おおなみ こなみ ぐるっとまわって うさぎの目」
うさぎの目?
真っ白なうさぎたちが砂浜で縄跳びをしていた。
でも一匹だけ元気のないうさぎがいた。
その子は縄に跳び込めずに立ったまま。
そして縄を回す役になった。
小さいうさぎが引っかかって回す役を交代し、
その子はまた跳ぶ列に並んだ。
さぁ、跳ぶ番。
おおなみこなみ。。。跳べない。。。
おおなみこなみ。。。ダメ。。。
とうとうその子はうつむいてしまった。
-続く-
ちょっと長かったから二日に分けて読むことにしました。
大縄ね。
私も最初は跳びこむタイミングが分からなかったなぁ。
コツさえつかめば、簡単なんだけどね。
小学校2、3年の頃にめっちゃ流行って、
休み時間は大縄か、ゴム跳びばっかり。
エンドレスの八の字跳びは、回数が増えていくと
引っ掛けたらどうしよう。。。っていうプレッシャーにドキドキしてたなぁ。。。
読んでいて、とっても懐かしくなりました。