6月6日の読み聞かせは
「ハーメルンのふえふき」 ~昨日の続き~
絵:フックススーバー
訳:おざわ としお
<ストーリー> 昨日の続き
笛吹き男が立ち去って何日も過ぎました。
町にはネズミの姿はまったく見られなくなりました。
6月のある朝早く、笛の音が聞こえてきました。
ネズミ捕り男がまた来たと人々はうわさします。
ネズミ捕りの格好が少し違っていました。
緑色の服を着て真っ赤なズボンに羽のついた真っ赤な帽子。
でも笛の音はあの時と同じです。
町から子どもたちが集まってきました。
親たちが家にお入りと言っても「嫌だ」と言って
みんなで手をつないで笛を聞いています。
町中の子どもたちが集まり笛を聞いています。
やがて市長の娘マルグレートもやってきました。
娘はもう子どもではありません。
笛吹き男は娘を見ると立ち上がり、「みんな少し歩こう。」と言ってl
町の東門から外へ出て行きました。
夜になっても子どもたちは帰ってきません。
何日たっても子どもたちは帰ってきませんでした。
何年か経ったある日、二人の若者が町にやってきました。
穀物商の娘ミッヒェルと家具屋の息子ハンネスでした。
ミッヒェルは目が見えずハンネスに手をひいてもらっています。
ハンネスは耳も聞こえず、口もきけなくなっていました。
町のみんなから質問攻めにされましたが
ミッヒェルは目が見えなくなったからどこへ連れて行かれたかも分からず、
ハンネスは見たけどしゃべることができないのです。
あの笛吹き男が子どもたちをどこへ連れて行ったのかは分かりませんでした。
そうかぁ。最後は子どもを連れ去ってしまうんだね。
すっかり忘れてた。
ちゃんと報酬を払っていれば。。。
後悔してもしきれないね。。。
子どもたちはどんなふうに感じとったかなぁ。。。