6月5日の読み聞かせは
「ハーメルンのふえふき」
絵:フックスフーバー
訳:おざわ としお
<ストーリー>
ハーメルンは小さな村だったが
ヴェーゼル川のおかげで商人たちが出入りするようになり
家も立派になり町らしくなり人々は裕福な暮らしをしていました。
ところが一つだけ困ったことがありました。
町中にネズミが増えてあちこち食い荒らされていたのです。
ある晩、町の食堂に見知らぬ男が現れました。
真っ赤なマントに羽のついた赤い帽子をかぶっていました。
旅の楽士をしているハンスと名乗る男はネズミの話を聞くと力になると言いました。
町中に楽士のうわさは広まり
次の日、市長と議員は楽士にお礼はいくらか聞きました。
楽士は金貨百枚と言います。
でもどうやって退治するかは秘密。
次の朝早くに楽士は町の広場の泉で笛を吹き始めました。
聞いたことのない音楽に町の人たちは首をかしげましたが、
頭の上や足元でゴソゴソ音がし始めネズミたちが広場に向かっていきました。
笛吹き男の周りに何千ものネズミが集まりました。
町中のネズミが寄ってきたのを見定めるとゆっくり歩きだし、
東門を通って外へ出て行きました。
男はヴェーゼル川におり、歩いて川を渡ると
ネズミたちは川に流されてしまいました。
笛吹き男が広場に戻ってくると
ネズミの苦しみから救われた!と人々は喜びました。
夕方、男は市長のところにお礼の金貨百枚を受け取りに行きました。
しかし市長は「笛を吹いただけで金貨百枚!?まだ二、三匹残っているかもしれない
お礼は出さない」と言いました。
男は黙って立ち去りました。
・・・つづく・・・
長かったので2回に分けて読むことにしました。
ドイツの有名な伝説が絵本になっています。
私もなんとなく知っています。
笛吹きの後に行列ができて。。。という記憶はあるけど
細かい内容は忘れているので子どもたちと一緒に楽しめます。
続きは今日の夜。