どうもです。スタンドに行って思いましたが、ガソリン価格中々下がりませんね。 一時期騒がれニュースにもなりましたが、最近では聞かないですな。でも、高騰収まっただけで値段は変わらず… 原付乗り始めた4年前でも高く感じましたが、今ではそれの+20~30円代(泣)。今後こんな感じでちょっとずつ上がってしまうのか、不安になってしまいますね… 愚痴になって申し訳ないです😓

さて今回は半年振りになります、マイナーイタリア映画から破壊を紹介します。



イタリアン・マフィア/仁義なき抗争(1979)原題:Sbirro, la tua legge è lenta... la mia... no! 英題:Hunted City 出演:マウリツィオ・メルリ、マリオ・メローラ、フランシスコ・ラバル、カルメン・スカルピッタ、マッシモ・ダポルト、ナンド・マリネオ、フランシスコ・セルヴィ、オッタヴィアーノ・デラクア 他 音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ 脚本:マリノ・ジロラーミ他 監督:ステルヴィオ・マッシ


ストーリー

犯罪都市ミラノで金融業者や弁護士の無差別殺人が発生し、インターポールの捜査官としてパリから舞い戻ってきた、警部パオロ(マウリツィオ・メルリ)。被害者の1人がマフィアと関わりを持っていた為、マフィアの重鎮ドン・アルフォンソ(フランシスコ・ラバル)の協力を得て、関与の疑いがあるレストラン経営者アカンポラ(マリオ・メローラ)を割り出す。しかし、証拠を掴めぬまま日は流れ、犠牲者は増加。そんなある日、羽振りの良かった甥っ子ステファノ(マッシモ・ダポルト)が、薬物に手を出していた事を知る。同時に一連の襲撃事件のマフィアと関わりがあり…



70年代に量産された末期ポリツィオテスキ作品の1つで、次々と覆面の襲撃犯に銃撃されるシーンは、当時の左派過激派"赤い旅団"を思わせる雰囲気があります。ストーリーは特段目新しい物ではないものの、非情過ぎる展開や必然性無さそうな銃撃戦やカーチェイスは、当時のイタリア映画の定番と言ってもいいでしょう。個人的にステルヴィオ・チプリアーニ手掛ける劇伴は結構好きでして、よく車内でも聴くなど、私のお気に入りです(笑)。

主演は当時ポリツィオテスキ作品の代表俳優でしたマウリツィオ・メルリ。そして主人公の敵として立ちはだかるのは、ナポリカンツォーネの歌手マリオ・メローラ氏。この二人のコンビは、以前にシシリアン・ボス(伊'79)で共演しており、本作から半年して再びタッグを組むことになりました。監督脚本は違えど役割はほぼ同じですので、似たような作風を意識したのでしょうかね?

さて、本作にも派手なカースタントがありましたので、紹介していきます。



銀行関係者を射殺し逃走する、襲撃犯3人組の車(BMW・2000CS)。現場側を巡回していた覆面パトカー(フィアット・131ミラフィオーリ)が追跡し、パオロ警部らの車(フィアット・132)も加勢。カーチェイスの末、BMWは一般車(ルノー・12 4ドアセダン)に激突、炎上しながら停止する。
















セダンの1800や2002は当時の作品でもかなりの頻度で破壊されてましたが、クーペの2000CSの破壊は珍しい気がします。艶消しの再塗装車で程度は悪めですが、元が高出力車という事もあって、スピンターン等のスタントは鮮やかでした。それと、この個体の2000CSはフェンダーミラー車のようですね。ドアミラーも採用されてましたが、オプションで選べたのでしょうか?前期型ですので、13~14年落ちになります。今となっては希少車ですし、勿体無いですね。
一瞬過ぎて分かりにくかったルノー・12は、前期型ですので、9~10年落ちになります。ヨーロッパ中でヒットした車ですので破壊は多めですが、イタリア映画では意外と珍しいかも?
次回もイタリアン・マフィアから破壊を紹介します。それでは!