キャロット25募集 この馬が気になる1 ~ エリスライトの24 | キャロヤージの”馬視耽々”一口馬主日記

キャロヤージの”馬視耽々”一口馬主日記

所帯持ちかつ住宅ローン持ち、
可処分所得少かつ小遣い制のキャロヤージが、
それでも一口馬主(キャロット&ノルマンディー)で、
悪あがきする日記です。
目指すはポジーの回収率1727%!(笑)

お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません(待ってねぇって)。

 

こちらは母優もバツも金もない一口馬主界最下層のキャロヤージがエア出資になったとしても、追いかけていきたい気になる馬を、今年も懲りずに書いていくコーナーです。

 

2025年第1弾は、弱者の戦略「初仔から狙い続けろ」、エリスライトの仔に3年連続で注目します。

4/2生まれ。体高152.0、胸囲172.5、管囲20.8、馬体重425です。

 

父:レイデオロ

父キングカメハメハ、母ラドラーダという超良血。藤沢和厩舎預託。それでも当時のキャロットクラブでは、6000万円募集だった。スローペースをマクっていったルメール騎手の好騎乗で日本ダービーを制覇。さらに天皇賞(秋)も制し、10億円弱の賞金、回収率驚異の1659%を稼いだ。

 

種付料600万円で種牡馬生活をスタートし、産駒デビュー前に700万円にアップ。しかし、産駒の不振により6年目にして種付頭数が100頭以上減って、39頭になってしまった。これを受けて7年目の2025年は250万円にまで減額されている。当馬はピークの700万時の仔となる。

 

評価の落ちた原因として、極端なコルトサイヤー(活躍馬が牡馬に偏る種牡馬)であることが挙げられるだろう。牡牝で10%の勝率差がある。牝馬だと体の小ささと硬さが目立ってしまうのだろうか。

 

代表産駒は目黒記念を制したアドマイヤテラ、阪神大賞典を制したサンライズアースなど。そして、忘れていけないのは、出資馬シャルマントの仔、トロヴァトーレ。シャルマントはキャロットで2000万円募集。Our Blood血統を見越して出資をしたものの、病気で未出走に。その仔はキャロットには回ってこず、本家サンデーに献上。初仔はオープン馬、そして、2番仔トロヴァトーレはダービー卿CTを制した(*´Д`) 2歳からバリバリというタイプではなく、3歳から古馬にかけてじわじわと牡馬が活躍しているイメージだ。

 

当馬が牡馬なのは、もちろんポジティブファクターである。

 

母:エリスライト

キャサリーンパー - クリソプレーズと続く、キャロット名牝の系譜。ディープインパクト産駒と言うこともあり、牝馬としては高額の7000万円募集であった。

 

脚元が弱く数は使えず、屈腱炎で5歳の秋に引退するまでに12戦2勝(芝2000m、芝1800m)。競走馬としては、期待に応えられなかったものの、新馬戦を単勝1.9倍で5馬身差勝利するなど、その素質は確かで、脚元さえ普通であれば、もっと活躍できたのは間違いない。

 

きょうだいにはマリアライト、リアファル、クリソベリル、クリソライトなど活躍馬が並ぶ。

 

また、馬体重がデビュー時432kg→引退時462kgと成長力を見せたのもポジティブファクター。繁殖能力は高いと見込まれる。当馬は母9歳時の3番仔となる。

 

初仔トライゴーニックは、ルーラーシップ産駒。見るからに晩成の雰囲気で、未勝利戦終了までに勝ち上がれるかが試金石であったが、3歳5月に東京ダ2100mの未勝利戦を3戦目にして勝ち上がった。

2/14生まれ。体高154.0、胸囲171.0、管囲20.6、馬体重442でした。

 

こちらは×なし最優先で応募をするも、

J・母馬優先枠内および最優先希望枠内は当選、一般出資枠で抽選

で、無風当選であった^^;

 

2番仔クレパスキュラーは父がリオンディーズに替わり、仕上がりが早そうなタイプに見えた。

2/19生まれ。体高154.0、胸囲176.0、管囲20.9、馬体重440でした。

 

こちらは一般で応募し、

5≪母馬優先枠≫一般出資枠の全ての口数が出資確定(=お申込みされた全ての口数が出資確定)

-D≪母馬優先枠外≫一般出資枠内で抽選発生

まで持ち込むも、あえなく非当選除外になった(*´Д`)

 

目論見通り仕上がりは早く、8/3(日)札幌芝1800mでデビュー。課題だらけで粗削りながら、キング騎手を背に1.47.2のレコード勝ちを決めた。初戦のダメージが大きかったようでNF空港で調整中。2戦目までには時間がかかりそうだ。

 

配合:

 

初仔トライゴーニックは Kingmambo3×4 しか持っていなかった。Kingmamboのクロスについては、有意な差は見られない。

 

当馬はさらに、ゴッド母ちゃんウインドインハーヘア 3×4、Mr.Prospector (4×5)×5も加わり、配合は3頭の仔の中で1番面白そう。しかし、2代前にキングカメハメハ、ディープインパクトという2代巨頭が入っているため、日本での種牡馬入りはかなり難しそうではある。

 

厩舎:美浦 斎藤誠 厩舎

競馬学校厩務員課程を経て、美浦・前田禎厩舎などで勤務し、調教師デビュー。20年目のベテラン調教師だ。リーディングは、8位→11位→16位と上位をキープしている。キャロットからはこれまで21頭を預託されるも、重賞馬は出ていない。朝日杯FS3着のゴットフリートや、4勝してOPまで出世したセントメモリーズが代表産駒(あのネオフレグランスの2番仔ですよ!)。個人的に預託経験がなくイメージは湧かないが、データを見ると息子の斎藤新騎手(栗東・フリー)の起用が多い。ただ、クラブ馬においては、そうでもない。

 

全体としては、オークスなどを制したヌーヴォレコルトや勝浦騎手で朝日杯FSを勝ったゴスホークケンなどがいる。ちなみに勝浦騎手が「健さん」と呼ばれるのは、このゴスホークケンからではなく、若い頃の高倉健に似ていたからだそうだ(笑)。

 

募集価格:4000万円(10万円×400口)

初仔、2番仔に続き、当馬も4000万円募集。2番仔クレパスキュラーの新馬戦があと1ヶ月早ければ、+1000万円はあったかもしれない。それとも父レイデオロの不振を受けて、価格を据え置いてくれたのか。

 

当馬は初仔、2番仔に比べて体はやや小さめ。クレパスキュラーよりデビューは遅く、成長のピークも後ろにずれそうな雰囲気。それでもトライゴーニックよりは早いだろう。クレパスキュラー新馬戦のインパクトから、完全に見つかってしまった感はあり、それでも価格が据え置かれているため、お得感を演出してしまっている。

 

×無し最優先、確率五分五分の抽選あたりか…、×イチ最優先内抽選まで行ったら世も末である。×無し組としては、あるいは、初仔から狙ってきた者としては非常に悩ましい1頭となってしまった。2024年のザーフィルの時みたいに、第1回中間発表でガツンとかましてくれないだろうか(笑)。

 

(キャロットクラブに許可を得て転載しています)