ここでは、同名の昔の作品ではなく、**2026年版の『The Wrecking Crew』**について書きます。ジェイソン・モモアとデイヴ・バウティスタが主演し、Ángel Manuel Sotoが監督、Jonathan Tropperが脚本を担当しています。配信開始は 2026年1月28日、上映時間は 2時間2分。現在の評価は Rotten Tomatoesで75%(71レビュー)・観客スコア66%(1000件以上)・Metacriticで67・IMDbで6.4/10 です。物語は、父の死をきっかけに再会した異母兄弟ジョニーとジェームズが、大きな陰謀に巻き込まれていくというものです。

批評の傾向もわりとはっきりしていて、アクションの勢いと主演ふたりの掛け合いは高く評価されている一方で、物語自体は薄めで、トーンが少し定まらないという声もあります。実際に見てみると、その評価はかなり納得でした。

私がいちばん楽しめたところ

 

 

はり主役ふたりのバランスです。モモアはとにかく勢いで押すタイプで、登場すると画面が一気に騒がしくなります。対してバウティスタは、重さと静けさを持ち込むタイプです。この温度差があるから、会話にもアクションにもちゃんとリズムが生まれていました。

私はこの映画のストーリーそのものに強く引き込まれたというより、ふたりがどうぶつかるか、どう少しずつ歩幅を合わせていくかを見るのが楽しかったです。兄弟ものとして特別新しいことをしているわけではありません。でも、演じる人が違うだけで、見え方がだいぶ変わるんだなと感じました。

それから、アクションがちゃんと見やすいのも良かったです。最近の配信アクションは、やたら細かく切ってごまかすものも多いですが、この映画は少なくとも「何が起きているのか」が追えます。そこは素直に好感が持てました。

気になったところ

一方で、脚本の弱さはかなり見えます。陰謀の部分は完全に機能説明寄りで、そこ自体がおもしろいわけではありません。要するに、この映画は謎解きの映画ではなく、主役コンビを動かすための話です。そこを割り切れるかどうかで、かなり印象が変わると思います。

あと、少し長いです。2時間2分あるので、勢いだけで押し切るにはやや余裕を取りすぎている感じがありました。もう少し詰めたら、もっと気持ちよく見られたと思います。

トーンも少し不安定です。家族ドラマっぽい重さを出した直後に、かなりくだけた笑いへ行ったり、そこから急に暴力の強い場面へ飛んだりするので、人によっては雑に感じるはずです。私はその揺れを完全には好きになれませんでしたが、作品の性格としては理解できました。

最後に

私の感想を一言で言うなら、「かなり雑だけど、ちゃんと楽しい」です。名作とは思いません。でも、配信アクションとしてはしっかり“見せる力”がありました。特にモモアとバウティスタの組み合わせが好きなら、それだけでも見る価値はあると思います。

私の評価は 7.1/10 です。 この点数にしたのは、主演ふたりの相性とアクションの見やすさ、そして作品全体の勢いをしっかり楽しめたからです。そこから上げなかったのは、物語がかなり定番で、トーンの揺れと長さが少し気になったからです。

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