書家 清水恵エッセイ『 ときどき書心 』 vol.35 | インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

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明治神宮前のギャラリーでは、インテリア書道・墨アートの作品販売のほか、額装(表装)も承っております。

グラフィックデザイナーの宇野亞喜良さんの

展覧会が16日まで開かれています。

60年代生れの私の世代にとって、宇野さんは

世代が一つ上のデザイナーという感覚。

団塊の世代の方々には強烈なインパクトのあ

ったデザイナーなのかもしれませんけれど。

それでもテレビで御年90の宇野さんが語っ

ていた言葉にとっても共感してしまって、も

のすごい親近感を覚えました。

「自分が描きたいと思うものより、人から依

頼された題材をその人の意図に沿って手がけ

てゆくのが楽しい」と宇野さん。

独りよがりに自分が書きたいものを好きに書

くより、クライアントが何を求めているのか、

その気持ちに寄り添って制作するのが私も楽

しい気がしています。

つい先日、私の作品をお求めくださったアメ

リカ人のかたからお手紙をいただきました。

「活き活きとしていて私には最高!」

ご依頼による制作作品ではありませんでした

が、相手の心に触れられたのはこの上ない喜

びで。感謝の気持ちでいっぱい!

 

     ご購入いただいた作品 「 楽 」