雨のやみ間に石材屋さんが墓石に字を彫りに来られた
見に行けない
見に行きたくもない
パソコンやスマホを持たない父さんは仕事以外でも畑仕事や、草刈りなどをやって身体を動かしてなんとか前に進もうとしている
お義母さんも仏壇の遺影に声をかけてなんとか前を向こうとしている
下の娘はジムで汗を流し忘れようとしているのだろう
私ひとりがいつまでも過去にもどって落ち込んでいる
今さら過去のことを考えてもしょうがないって言われるけど、人間だから考えるよね
なんで助けてやれんかったんだろうって
病院で体重を増やしてもそれはそれでまた同じことの繰り返しで本人には耐えられなかったんだろう
あれでも摂食脳が変わってたかもって思ったら
病院に入るよりわが家のほうがよかったんだろう
そう思うしかない
楽になったんだと思うしかない