ベルリンの現地のドイツの小学校に子どもが通っています。
少し前のことです
子どもから学校で嫌なことがあると 話がありました。
違うクラスの名前も知らない子(〇さん)から、
休み時間に、教室から外に出るために
階段を降りる時、背中を強く押され、落ちそうになり怖い。
休み時間は、1日2回 30分づつあり、
その間、◯さんが追いかけてきて、叩いていたり、首を絞められそうになったりする。
◯さんから、
(子どもの)プールの時の水着が 競泳タイプのものなので皆の前で馬鹿にされた。
(スイミングを習っていたため プール用の水着を使わせていました)
プールの帰りの送迎用のバスに乗る時に、みんなで並んでいたら、
自分の前に、◯さんと、◯さんの友達5人が割り込んで入ってきて、自分のことをバカにする言葉を、皆に聞こえるように言ってきた。
私の子どもは、
その嫌なことをされるので、
階段から落とされそうな時、
やめて。(Nein!!)
と言ったけどやめてくれない。
(精一杯頑張って伝えているそうです)
自分のクラスの子は優しいし、
学校は勉強も体育も芸術も楽しい。
でも、休み時間の度に
◯さんが階段から落とそうとしたり、殴って来るので、
悲しくなる。
怖い。
先生には、まだ相談していない。
でも、クラスの友達はその場面を見ているので
知っていると思う。
◯さんは、色んな子に意地悪をしているので、皆◯さんに強く言えない雰囲気がある。
よく先生にも注意されているけど、あまり直らない。
と。
子どもは頑張って私に話してくれました。
母に話すのも、きっと勇気を出してくれたのだと思います。
話してくれてありがとう。
と抱きしめました。
そして、私は何ができる??と自問。
子どもから、
「週末まで、お母さんは何もしないで。
階段のことなど、今週末まで変わらなかったら、先生に相談したい。
でも本当は先生には言いたくない……」
と。
さて、どうしたら。
日本の小学校なら、すぐに先生や、いじめ110、法務局の相談窓口があります。
相手の母国語も分からず、
私もドイツ語は初学者レベルです。
外国での子どもの友達とのトラブル。
親としてできる解決方法が分からない……
まず、
ドイツでの、日本人、子どものトラブル、いじめ等。
ネットで検索しますと………
悲しいですね
アジア人差別や、いじめ。
経験されている方々の記事がありました。
とても参考になりました。
大変な体験をシェアしていただき、ありがたかったです
それらの記事の一部ですが、解決方法として
・やられたら、やり返す。
・子ども同士で解決させる。親は見守る。
・先生と相談する。
・ドイツでは、いじめた子があまりに暴力的で、学校からも保護者や本人にも指導しても改善がみられない場合、学校が協議し、いじめた子が 転校する。という制度もあるそうです。
・いじめた子に、親から「〇〇されるのは好きではないから止めてほしい」と伝える。
・その他
先生からのいじめ、アジア人差別。
ドイツ現地校から日本に戻られたケースも、日本でもドイツ現地校の教育と日本の教育の差に馴染めず登校拒否の方など。
様々なケースを拝読しました。
相手の子の状況なども分からない中、
私や子どもが出来ることは何か。
冷静になって考えなくてはいけないと思いました。
ドイツ語が上手くない私。
うちの子と、◯さんにに、どの様に対応していけばいいのか……
そして。
子どもの訴える
首をしめられそう、叩かれる、階段から突き落とそうとする。
は、◯さんにとっては遊び、コミュニケーションの可能性もありました。
以前、小学校のスポーツ記録会に見学に行った際、
男の子も女の子も、クラスメイト同士で
押し合ったり、殴り合ったり
蹴ったりも…
そして、首をしめるようにして
相手を抑え込んだりする(プロレス?)
様にして遊んでいました。
通学中や校庭でも見かけます。楽しそうに笑っています。
また、やられた子はやり返していて(蹴る、殴る、首絞め)、
私は
「え??これって大丈夫なの?
こんなことが遊びなの?」
と、ただただ驚いていました。
その後も彼らは
仲良く遊んでいるんです
先生も日常のようで特に注意も無く。
これを見た上ですと、
◯さんも仲良くしたいだけなのかも…
でも、うちの子どもは、
悲しみや恐怖を感じています。
夫にも報告。
夫は、すぐにでも先生に話に行く!!
その子にも注意する!!
と興奮気味。
しかし。
以前も書きましたが、
うちが通うベルリン現地校。
半数以上がドイツ以外の外国にルーツがある子どもたちが通っています。
その、◯さんにも事情があるかもしれません。
元々住んでいた国で、戦争、災害、宗教、何らかのPTSDなどがある。教育を長期間受けられなかった。家族問題など……
幼い子どもが、自分で解決できない背景があるのかとしれないと考えました。
ウクライナなど、国によっては、父親が出国できず、離れて暮らしている家庭も多いです。
もしかすると、夫が◯さんに話をすることで、
父親という 存在 自体 が、
◯さんを傷つけてしまうかもしれないと思いました。
そのため、父が出ることは現時点は控えてほしいと伝えました。
難しいです
相手にも事情がある可能性はあります。
しかし、私の子どもは悲しみ、怖い思いをしているのも事実です。
そこで、
子どもと相談し
その週末までに、まずは
私が◯さんの姿(顔、容姿、服装など)を確認することにしました。
また、翌週には、朝の送りの際に、私が◯さんの教室に行き、しっかり目を見て「Hallo!」とだけ伝えることにしました。
Hallo と声をかけるということに、
行動を止める効果や、意味があるかは分かりません。
ただ、私がわざわざ足を運んで会いに行くことで、
◯さんなりに、アジア人の子どもの母から、
自分は特別なコミュニケーションをとられている。
自分が他の子を押したり、叩いたりする行動と、関係あるのかもしれない。
と気にしてもらい、少しでも改善されるといいなと思ったのです。
そして、ネットの改善方法にもあった
「◯◯されるのは好きではないので、止めてほしい。(ドイツ語)」
と、顔見知りになった上で、
話せるといいなと思っていました。
(この方法は相手を責めず、その後の子どもたちの関係を円滑にする、とてもいい伝え方だと感じました我が家のケースにも良さそうだと参考にさせていただきました)
それでも改善がなければ先生に相談する。
ということ順番がいい。と、子どもからの希望がありました。
順番としては、
親が◯さんを確認 →
挨拶し顔見知りに →
叩かれる等、されるのは好きではな いと伝える →
先生に相談する
(からかわれた水着は、現地のお店でアディダスの水着に買い替えました。ちょうどセール中アディダスはドイツのメーカーなので持っている人が多いです)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
長いため続きます