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アンビバレントな個性を受け入れて、あなたの人生を変容に導くプロモーターのまかま ゆりです。

明日3月11日、東日本大震災が起こった日
12年経ちました。

当時の思いと今感じている事を本日は少し語らせていただきたいと思います。

※注意
人によって書いている内容でフラッシュバックを起こす可能性もありますので、どうぞ無理なさらず、ここで読むのを辞めて下さい。



その当時、私は引きこもって生活していました。
リーマンショックと信頼していた上司の裏切りと(今思えば裏切りというより彼も追い詰められていたとわかるのですが)会社を逃げる様に辞めてから人間不審になっていました。

話をするのは
その当時まだ夫になっていなかった彼だけの生活。

震災当日、私は近所の大型のショッピングモールに一人で買い物に出掛けていました。

地震が起きた時、丁度ショッピングモールの中の大きめの通路の真ん中にいて、
目の前の飾り物が落ち、飲食店のグラスが大量に割れて、大きなガラスにはヒビが入り
人達がうずくまっていました。

店員の方々が協力してお客様を誘導しようとしてるのですが、かなり動揺している状態。

私は誘導に従い外に出て、家に歩いて帰りました。
家に着くと、ドアが歪んでるようで開かず
無理やりこじ開けて部屋に入ると
部屋中ぐちゃぐちゃにになっててリビングの大きめの窓ガラスは全て割れていました。

その後
約18時間ほどの記憶が私にはありません。

気がついたら、
ベットで手と頭が血だらけで身体が紐で結ばれていました。

当時の状態を夫に聞くと
彼が帰ってきた時、冷蔵庫と観葉植物の置いてある隙間に身体を押し込める様に丸まっていて、
「怪我をしているのか?」思い私に声をかけて触ると「ごめんなさい。ごめんなさい。」

謝りながら出てこないので、彼が少し力を入れて引っ張ると暴れ出し、散乱したガラスを握ったまま自分の手や頭を洗面台や椅子などに打ち付け始めた。
血だらけになり、無理やり止めようとしたが恐怖で訳がわからなくなっているようだった。
このままだと、危ないと思い、無理やり紐で縛りつけてしまった。と泣いてました。

後に地震のショックにより、

過去の忘れていた記憶を思い出した事が原因だとわかります。

それから電気とガスが使えなくて
使える様になっても計画停電があり、
家にはTVがなかったのでラジオを聴いて過ごしていました。

停電で真っ暗な部屋で寒くて布団にくるまり、湯たんぽを抱いていると、
幼い頃に祖父に閉じ込められてた時の事を思い出していました。
その当時、長持ち(四角い木の衣装ケースの様なもの)にずっと閉じ込められていて
飼い犬だけが、匂いでわかるのか?板越しに近くにいてくれているのがわかるから、大丈夫。

そんな事を思い出していました。


地震の規模が分かり始め、状況が報告されると
日に日に無力さを感じる人が多くなり、
命が最優先事項になっているので、
色々な物が自粛という形をとるようになり、
地震の映像を見て精神的に不安定になる人が増えていく。
不安から買い占めなどの状態も起こり始める。

それを見ていて私は
心が痛むというよりも、

「やっと私のいる世界が皆の日常になった」
と、とても
傲慢で思いやりのかけらもない心境にいました。

その時の私の生活の日常は
虐待されていたという記憶のせいで無力さと恐怖を感じる日々だったからです。

そして、震災が起こった事により
世の中の人々が不安や恐怖や無気力を感じている事が、不謹慎ですけど、今の私と同じように思えて、それぐらい、私は「他人に受け入れて欲しいと願っていたのだ。」という事を知りました。

勝手に引きこもっといて、人に期待していて、拗ねて、

それでも人と一緒にいたいと思っている自分を
素直に認めようと思いました。


そんな傲慢な私でしたが、
それから色々な人達の助けがあり、
12年経ち、今は
無力さや恐怖などは感じず、過去の経験も
「あーそんな事あったね」ぐらいになり、

それも私の人生の一部であり隠しておきたい汚点では無くなりました。

震災から3年後、実際に南相馬に住んでいて被災された方とお会いする機会があったり、
それから5年後には陸前高田市で被災した方に起業のセミナーで合う事があったりと、
実際、お話させていただいて、日常を取り戻すのにどんなに大変だったかや、それゆえに、毎日を大事に生きていこうと決心された話を聞きました。

本日、これを書こうと思ったのは
とっても個人的な理由です。

3年後被災して知り合った方の娘さんの結婚が決まったのと、
陸前高田の友人がメディアで新たに発信をして、
12年たった思いを音声にして届けてくれたからです



 
あなたは
悲しいことが起きたとき、何を感じているのか?
楽しいことが起きたとき、何を感じているのか?

あなたは
過去を振り返るとき、何を感じているのか?
未来を思う時、何を感じているのか?

あなたは
困難に直面した時、何を感じているのか?
成功を収めたとき、何を感じているのか?

あなたは
仲間が困っているときに、何を感じているのか?
仲間が成功を収めるときに何を感じているのか?


「そういうこと」を考えてるときの
内なる自分の言葉を
人に向けて伝えていくことが出来たら、

とても豊かで幸せな人生だったよと言える。

自分の可能性を狭めてるのはいつだって自分であり、

そして、

その自分が狭めた可能性を教えてくれるのが他人
なのです。


と私は思います。


2023.3.11 新しい門出にむけて