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カープアーカイブス

広島カープは世界でも類をみない被爆からの復興のシンボルとなり、街を活気づけた歴史や精神がある。
これは広島の財産である。この財産を永遠に残すためにここで語り継ぐ!

プロ野球新記録400盗塁を金山が達成!

1955年 9月23日 対大洋 23戦 川崎

スコア 

2-1 勝 長谷川 負 服部

この日ついに金山が大偉業を達成する。

プロ野球新記録の400盗塁である。

この日はダブルヘッダーで1試合目には苦楽を共にした小鶴が当時、史上3人目の200本塁打を達成。

メモリアルデーとなった。

金山を語る時に出てくるのが「イラの金さん」

短期で落ち着きがなかった。

打では1球目から積極的に打つというか待てない。

守りでは投手のまわいが長いと早く投げろという。

しかし、盗塁するときは別であった。

冷静に投手の動きをみて、経験から生まれた勘で思い切りの良いスタートを切る。

「勘が命」

といわれた。今のカープも足の速い選手はいるがなかなか盗塁ができないのは

これがないからだろう。

盗塁のときの集中力=ゾーンに入るのがすごかったのであろう。

そんな勘から生まれた通算456盗塁は金字塔である。



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1952年に石本監督が確立した後援会のシステムが活性化していた。

その中で会は「小鶴、金山を広島へ」を合言葉に1000万円募金を始めた。

前述した銭村もそうだが、この当時はファンの募金で選手を獲得していたからファンの力はすごい。

その他にもこの年、巨人のスター選手青田昇も獲得しようとしていたが、結局失敗に終わる。

そして、石本監督が2人を獲得するために上京する。

次の年、熱意に負けた2人が2月4日に契約書に調印する。

そして、ファンから熱烈な歓迎をうける。

このファンに応えるためにも初年度から活躍し、いきなり3度目の盗塁王を獲得する。

また、記録だけでなく、見えない所でもカープ野球に貢献する。

走塁があまり重要でないと考えられていない時代。

金山は走者に神経を奪われ、投手は打者に集中できないことなどを実践し、走塁の

重要性をカープに叩き込んだ。

さらに成熟していないナインに対して、明るく接して、時には引き締め、チームワークを生んだ。


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カープの走る野球を確立した男がいるそれが金山次郎だ。

前にご紹介した銭村と平山の日系人コンビと金山は俊足トリオとしてカープ野球の礎を築いた。

金山はその足の速さと熱さとともに、怒涛の野球人生を歩む。

地元福岡の豊国商から1943年に名古屋軍へ入団。

1944年に戦争の影響でわずか3本で本塁打王を獲得。

戦争が終わると1948年に球団代表の赤嶺昌志が辞任に追い込まれると、後を追って藤本英雄、小鶴誠、

三村勲等とともに退団し、永田雅一が結成した大映球団に所属。

大映球団が東急フライヤーズに合流し、急映フライヤーズに移籍した。

その後、1949年に大映が買い取った大映スターズに小鶴誠らと共に移籍。

1950年、2リーグが分裂し、松竹ロビンスに小鶴誠、三村勲と共に移籍。

この年、三村と1・2番コンビを組み、小鶴・岩本・大岡のクリーンナップトリオで水爆打線と

呼ばれた強力打線を形成し、セ・リーグの初代チャンピオンとなった。

また金山は74盗塁で初の盗塁王を獲得した。

この盗塁数は1983年に松本匡史(巨人)に76盗塁で破られるまでのセ・リーグ記録であった。

1952年は63盗塁で2度目の盗塁王を獲得。

そんな名選手が恩師でもあった1953年、石本秀一に要請され、小鶴誠・三村勲・片山博と共に広島カー

プに移籍する。

ここまで5球団。小鶴や三村と行動をともにして人情味あふれる人柄で筋が違うことには断固として

立ち向かった。

そんな性格やプレーが「金山が広島を変えた」と言われるようになる。


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