3~4月はあんまり読まなかったですね。何をしてたんだろう(笑)

 

 
「私が見た未来」
3.11を言い当てたことで話題になっていて中古本では高値がつき、
都市伝説系ユーチューバーのネタにもされていた本が、著者により再発売されました。
しかも大幅に加筆され、過去に発売した漫画の内容をどうやって感得したか、
その他の著者の不思議体験などが盛りだくさん。
そして、過去本に記されていた未来における懸案事項「富士山の噴火」についても
新しい考察がされています。
結果として読んでよかったです。
未来の災害などのビkジョンはみんなで事前に共有することで、逆に起こらなくなる
なので、あえて描いたのだそうです。
だとうれしいですよね。
3.11はまさかあんなことが突然起こるとは、、、ということがおきました。
でも、あらかじめ備えていることで災害が起こったとしても、
被害を最小限に抑えることがoできますし、
備え、ということは大事だと。そして自然に対しての謙虚な心というのか、
謙虚だからこそ、備えるのだろうし、心の問題も大切ですよね。
 
個人的には著者が前世でサイババの妹だったというくだりがびっくりでした。
 
 
 
土偶を読む
去年話題になっていて気になっていた本です。
簡単にいうと、土偶は植物の精霊である、という本です。
この発想自体は過去にも唱えた方がいらっしゃったそうですが、
本書では具体的な植物をあげて、縄文時代にその植物が生息、繁茂していた場所と
土偶の算出場所を調べて「一致していますよー」と解説しています。
読んでいて目から鱗ではありますが、植物って一つの種類だけがそこにあるわけではなく、多様な植物から(縄文時代は今よりもっと自然が残っていた時代ですし)
ピンポイントでその植物!とするのか、
この植物の土偶である、という結論ありきで証拠を集めてきているのではないか
という反論もあるようで、言われてみるとそうかなあとも思います。
 
とはいえ、謎の多い縄文文化に一石を投じる説ですし、何より読んだ人が「おおっ」となったからこそ
この本が売れたのですし、植物に精霊を見るという感覚は、すごく共感できるなあと
1万年続いた縄文文明が日本人の深層を形づくっているに違いないわけで、
縄文人の世界観というものは本当に興味をそそられます。
 
 
海の民の日本神話
これ、日本海沿岸文化圏について考察しているとても興味深い本
とくに太平洋側に住んでいる人間は一読すべきかと。
日本は本来、日本海側が表玄関であって、北前船での交易ルートといい、
そもそも縄文時代の交易ルートからはじまり、朝鮮半島との関係といい
自分の知らない日本の姿を教えてもらえる。
とくに出雲と勾玉の産出地、越の国との関係や、出雲に残る越の国との関係の痕跡などは
もっと光を当てられるべきと思う。
 
 
ヤマタイカについては全巻読み終わった後に書きます。