8月22日(木)『明るい場所ばかり』
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「彼はITの分野について明るい」「私はこの辺の地理には明るい」など、ある物事や方面の知識によく通じていることを、「明るい」と表現することがあります。
反対に、詳しくないこと、よく知らないことについては「経済の問題には暗いので」などという言い方をします。
少し古い話ですが、企業にパソコンが導入され始めたころのことです。
表計算ソフトを使えばすぐにできるとわかっている資料を、わざわざ時間を掛けて電卓と手書きで作る人がいたといいます。
新しい便利な知識を学ぶより、自分にとって「明るい」今までのやり方を選んでしまうのです。
このように、人は「明るいところ」つまり、自分が動きやすく、よく知っている分野にばかり注目してしまうものです。同時に、自分が知らない分野、経験したことのない「暗いところ」は、意識的に避けようとしてしまいます。
慣れている範囲でばかり動いていても、新しい発見や成果は得られません。
時には勇気を出して、未知の分野に一歩踏み出してみてはいかがでしょう。

【今日の言葉】知らない世界に挑戦しよう

《一言コメント》
人は年齢と共に、新しいこと、やったことのないものを避ける習性があります。だからこそ、50歳以降に、全くやったことのないことに挑戦すると、その後の人生が変わるよ!と言ってきました。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/