8月19日(月) 「見えないところで」   


「おかげさまで、家族はみんな元気にしています」「おかげさまで、計画は順調に進んでいます」など、「おかげさま」は、相手への感謝を示す言葉です。
もともとは、神仏など見えない力への感謝を示す仏教用語が、転じて人からの恩恵に対する感謝も意味するようになったといわれています。
この言葉は、特に何かをしてもらったわけではないときでも使います。その場合は、日ごろの見えない親切や配慮に感謝しているといえます。
特定のことがあったから感謝するのではなく、常に感謝の気持ちを持ち続けるという考え方は、昔から日本人が大事にしてきたものです。
家族や働く仲間、お客さまなど、身の回りで支えてくれている人たちにあらためてお礼を言いたいものです。
社会では、一見関係がないように思えても、見えないところで互いにお世話になっているものです。一人一人が自分にできる仕事を受け持ち、社会を支えているのだと思えば、全ての人に「おかげさま」という気持ちを持てるのではないでしょうか。また、生きている人だけでなく、過去の先人や先輩、自然の恵みによる恩恵にも感謝すべきでしょう。

【今日の言葉】皆さまのおかげです

《一言コメント》
私もこの年齢になって、みなさんのお陰で生きて来れたなと実感しています。自分の力など些細なもので、多くの方々の支えが有ったからこそ、なんとかやって来れたなと思っています

皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/