8月15日(木)『子どもに自由を』
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タレントの黒柳徹子さんの著書『窓際のトットちゃん』は、自身の子ども時代の体験をまとめたものです。1981年に発行されるとベストセラーとなり、昨年には、アニメ映画にもなりました。
主人公の「トットちゃん」は、好奇心が旺盛で、天真爛漫な女の子です。自由な校風のトモエ学園で、友だちや先生に囲まれて伸び伸びと成長していきます。しかし、戦争が始まると、そんな毎日が一変してしまいました。物資が
不足して毎日の食事にも不自由し、歌やダンスも不謹慎だからと控えるようになります。大好きな父親は戦争に行き、トットちゃんは残された家族と疎開を余儀なくされます。
黒柳さんは当時を振り返り言います。
「いつも考えていることは、戦争の時は嫌だつたなということ。子どもにとつて何が一番嫌かといえば、自由じやないということだと思うのですよね」
世界では、今も戦争をしている国があります。子どもたちは自由に遊ぶことも勉強することもできないばかりか、常に生命の危険に晒されています。
全ての子どもが幸せに暮らせる未来のために、力を尽くしたいものです。

【今日の言葉】子どものために平和な世界を

《一言コメント》
何の罪もない子供たちが、今も世界のどこかで自由を奪われ、命の危険にさらされていると思うと、心が痛みます。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/