6月25日(火)「日々努力」


菅原道真は、平安時代の貴族であり学者です。文章博士という歴史や漢詩を教授する役に就くほか、宇多天皇の相談相手として重用され、政治の面でも重要な役割を果たしました。
幼いころより勉学に優れ、才能にあふれていたことから、現在は「学問の神さま」として信仰を集めています。道真が祀られた神社は北野天満宮や大宰府天満宮をはじめとし全国各地にあり、多くの人が訪れています。
「心だに誠の道にかないなば祈らずとても神や守らん」
道真の作と伝えられる和歌です。「誠実な心で努力していれば、願いをかけて祈らずとも、おのずから神の加護があるであろう」という意味になります。
努力家で誠実だった道真の人柄が感じられます。また、神さまに祈るのは願いごとのためではなく、日々の感謝や誓いを立てるときにしたいものです。
窮地に陥ったとき、または好機が巡ってきたとき、どのような結果になるかは、普段の積み重ねがものを言います。
日々誠実に努力している人には神が味方してくれます。信念を持って歩みを進めていきたいものです。

【今日の言葉】ひたむきな努力が道を開きます

《一言コメント》
本来、神社では神頼み ではなく、感謝と報告 だと聞きました。
神や仏に頼る前に、自分が誠実に努力することが大事だなと思いました。

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/