5月31日(金)  「自己を丹精」


「丹精」という言葉があります。
真心を込めて物事に取り組む、丁寧にするという意味で、「丹精する」「丹精を込める」などの使い方をします。
「父親が丹精したバラが咲いた」「職人が一つ一つに丹精を込めて作った」というように、時間と手間を掛けることによく使われます。手掛けた人の誠実さが伝わってくる味わい深い言葉です。
仕事においては、一つ一つの作業を丹精することが大切です。商品の製造はもちろん、電話の応対や接客、雑用まで、真心をもって尽くしていきたいものです。
また、人に対して使われることもあります。「自己を丹精する」とは、「自分という人間を、真心を込めてつくっていく」という意味です。
それには長い時間が掛かることはもちろん、日々のたゆまぬ努力が必要となります。自分を育てることは植木を育てる以上に大変なことです。学んだり挑戦したりといったさまざまな経験で自分を磨いていくのです。
自分を育てるために一日一日を大事に過ごしていきましよう。

【今日の言葉】自分自身を育て上げましょう

《今日の一言コメント》
年齢に関係なく、くつになっても 自分自身を、丁寧に育てる意識。
そのためにも、常に新たなことに挑戦し、経験を積むことが大事だなと思いました。


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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/