5月19日(日)『見せる復興』


沖縄県那覇市にある首里城は、琉球王国の歴史や文化を伝える重要な建物です。令和元年に起きた火災により正殿をはじめする9つの施設が焼失しました。その後、復興のための寄付が全国から寄せられ、今年2月末までで58億円以上になりました。
令和4年から再建工事が始まり、令和8年の完成に向けて現在も作業が進められています。今回の再建においては、最新の防火設備を導入するほか、「見せる復興」という方針が注目を集めています。これは、再建の様子を可能な限り一般に公開するというものです。
いくつかの見学エリアが設けられ、職人たちが手作業で木材を加工したり柱を据え付けたりする様子を、ガラス越しに間近で見ることができます。
また、宮大工の作業を体験できるイベントや、復興状況の説明会なども開催されています。伝統的建物の再建工事は、完成した後では見られない貴重な現場です。連日、多くの人が訪れ、工程を見守っています。
不運な火災に遭った首里城ですが、その復興は、多くの人に学びを与えてくれます。機会があれば応援と見学に行ってはいかがでしょうか。

【今日の言葉】伝統技術の継承を応援しましょう

《一言コメント》
復興の工程を見学できることは知りませんでした。
確かに、見せることで更に歴史的建造物に対する興味が増すなと思いました

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※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/