4月10日(水)『けがの功名』


Eさんは新聞配達の仕事をしています。
ある日、一人の高齢女性からの手紙が店に届きました。
その家が取っているものとは別の新聞が誤って配達されたことを知らせる内容でした。お叱りの言葉だと思ったEさんですが、読み進めると意外なことが書いてあったのです。
「50年以上同じ新聞を愛読していましたが、たまには他紙を読むのもいいかなあと開いてみると、幸運なことに私の好きな作家のエッセイが掲載されていました。それに、いつもの新聞では読めないローカルニュースにも親近感が湧きました。『けがの功名』の諺のようですね。ありがとうございました。私は91歳の老女で、あなたが届けてくださる新聞を毎日楽しみにしています。早起きはさぞや辛いでしょうが、安全運転でがんばってください」
間違いについて非難するどころか、配達員を励ましてくれる手紙に、Eさんは感激したのです。
それからは同じような場面に遭遇したとき、抗議をする前に「いつもはできない経験ができた」と捉えてみることにしています。

【今日の言葉】トラブルは新しい出合いのもと

《今日の一言コメント》
この老婆のように、間違いを指摘せずに、相手の日頃の努力を労う思いやりを持てたら良いなと思いました。


皆さんの意見も聞かせてください
※この記事は、コミニケ出版「月刊朝礼」より。ご希望の方は下記のHPで
https://www.kominike-pub.co.jp/